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「メメントラブドール」 2025/04/06
著◆市街地ギャオ先生
第40回太宰治賞受賞作ということで、読みました。
あらすじ
主人公は3つのペルソナを持っている。ノンケを食って裏垢に投稿する男「たいちょー」と、会社員の「忠岡」の姿、そして男の娘カフェで働くバイという設定の「うたちょ」。
マッチングアプリで出会った男との接触と、裏垢の流出、徐々にすべての人格が混ざり合って、終わりへと向かっていく――その途中。
という具合です。
猥雑で俗っぽいところは嫌いではないです。カタカナを交えた軽妙な語り、スピード感もよかったです。
ただ私はあまり余韻には浸れませんでした。