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「星が人を愛すことなかれ」 2025/02/07 

著◆斜線堂有紀先生


 斜線堂有紀先生の恋愛連作短編集である。


 東京グレーテルという架空のアイドルグループを巡る話。


「ミニカーを捨てよ、春を呪え」

 彼氏がアイドルを推している。彼女である私より好きそう。

 膨らんでいく怒りをどこにぶつければいいのか。


「星が人を愛すことなかれ」

 東京グレーテルを卒業し、VTuberになった雪里。

 いま彼女は大人気VTuberとなったが、私生活を捧げて、どこまで輝けるのか。


「枯れ木の花は燃えるか」

 東京グレーテルのメンバー・希美は地下アイドルと交際していたのだが、彼が炎上する。

 揺れるこの気持ちが恋心なのかプライドなのかわからないまま、希美は復讐することにした。


「星の一生」

 東京グレーテル・センター赤羽瑠璃。とあるファンが好きで好きでたまらない彼女は、彼の結婚式に駆けつけてしまうのだが――


 私はこのなかで特に面白いと思った話は「星の一生」です。

 赤羽瑠璃の話は「愛じゃないなら、これは何」にも収録されているらしく、読み終わったあと、そちらも購入しました。読んだら感想を書きたいと思います。


「枯れ木の花は燃えるか」もなかなか刺激的な話が多く、面白く読みました。女性のクソデカ感情を書くのが斜線堂先生はとーっても上手。怖いくらい上手。「ミニカーを捨てよ、春を呪え」はクソデカ感情というほどではなく、「なあなあの相手で妥協しても嫉妬はあるよなあ」みたいな感じで読んでいたのですが、赤羽瑠璃の感情と合わさるととても面白かった。


 アイドルものっていいよね……。「トラぺジウム」はちょっとあれだったけど……。



追記:「愛じゃないならこれは何」の赤羽瑠璃の話読みました。推される側が境界線を引かないと間違えるのはよくわかります。でもばねるり(赤羽瑠璃の愛称)こえええええ!

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