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国王の娘  作者: 白河翠
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テスト①



「では、始め!」

先生の合図とともに皆一斉に問題を開き取り掛かった。

初めは魔法のテストだ。

もっと難しいと思っていたが、大したものではなかった。王宮での常識がそのまま問題になった様なものだ。私はすぐに解き終わってしまった。暇な時間は学校で何をするか考えるのに使った。



ようやく50分が経ち、次のテストが配られた。

次は数学だ。

私は数学が苦手なので問題を見るのが怖かった。先生の合図で問題を開くと私は目を丸くした。

えっ?計算しかないじゃん…文章題来ると思ったのに…

計算となれば話は別だ。計算は大の得意でスピードには自信がある。勝った!



またもや時間がたっぷり余ってしまった…

まさかあとの教科もこんな感じなの?

あと2回分は耐えられないよー……



次の教科は歴史だ。

やはり時間が余り暇をしていた。

お父様が私に余裕だろって言った理由がわかった気がする…



最後の地理は終わった人から昼食にしていいと言うことだったので、20分程で終わらせ席を立った。 他の誰も終わっていないようで少し気まずかったが、座って待っているのはもう疲れたので気にしない。





昼食の時間が終わったので実技が行われる庭へ向かった。全員が集まると先生は説明を始めた。



「今から4グループに別れてもらいます。今から言うので覚えておいてください。Aグループ1001番〜1100番、Bグループ1101番〜1200番、Cグループ1201番〜1300番、Dグループは呼ばれていない人です。それぞれ担当の先生がいらっしゃるので指示に従ってください。」

えーと、私は1300だからCグループか…



Cグループの集合場所に行くとテストが始まる前に口喧嘩?した奴がいた。すると向こうから話しかけてきた。



「お前、地理のテスト解けなかったから早く抜けたのか?あんだけ大丈夫とか言っておいてバカじゃね?」

とんだ心外だ。

「ちゃんと全部解いたよ?そういう貴方は解けたの?」

「あぁ、解けたとも!」

張り合うように言ってきた。ほんとかな?



あっ!そうだ、話す相手がいる今のうちに実技のテスト何やるのか聞いちゃえ!

「ねぇ、実技のテスト何やるのかしってる?」

すると目をぱちぱちさせてこっちを見てきた。



「お前、そんなことも知らずに来たのか?」

「うん、お父様が教えて下さらなかったの。」

まじかー、って思ってるんだろうな…

顔に出すぎじゃない?彼



「実技は自分の得意とする魔法を使うんだ。その魔法であそこにある的を何回で壊せるのかを見るんだと。」

そう言って彼は直径30cmくらいある的を指さした。的は意外と強いという。なんでもあの的には強力な防御魔法が掛けられているらしい。



「教えてくれてありがとう!やっぱり名前教えてくれない?」

「あーもう!しょうがねーなー。俺はカタルだ。」

やった!答えてくれた!嬉しい!

「カタル君、これからよろしくね。」

「あぁ」


先生が注意事項を言い終わると番号が早い人から順に実技のテストを始めた。


読んでくれている方ありがとうございます!

カタル君が話してくれました!

次はローザの帰りを待つお父様です。

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