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前世での親友兼幼なじみの目がとても怖い

作者: リート

突然ではあるが皆様は前世というものを信じるだろうか?

輪廻転生という言葉があるように信じている人もいるでしょう

え?そういう私はどうなんだって?

私の場合信じる以前に前世の記憶がある

前世どころか前世の前世の記憶やその前の記憶まである

はいそこ、うわーいたいひとがいるー、とか思わない!

私だって好きで持っているわけではない

気がついたら持っていたんだよ!!

私が持っている記憶の中で最も古いのは今から数千年以上前の私の記憶だ

そこで私の一族はとある特殊な役目を負っていた

そのために一族のものは一生生まれた森から出ることなく生涯を終えた

私もその一人だ

私の場合出たかったけど出る前に殺されたが正しい

幼なじみと森を出て外の世界を見に行くと約束していたんだが.....

ちなみにこの幼なじみは一族のものではない

森の外から来たものだ

森の外にある町から来ていたらしい、本当かどうかは知らないが

私の一族は外のものとの関わりをいやがる

だから私と幼なじみは一族も近づかない危険な場所で遊んでいた

だから大人たちは幼なじみの存在を知らない

さて、何故私はこのような回想をしているとおもう?

答えはその幼なじみが私の目の前で壁と己の体で逃げ道を塞いだうえで血走った目を私に向けているからです

要するに現実逃避ですね、あははー…

ちっとも笑えないけど……

何故こうなった!?




話は変わるが 幼なじみはとてもハイスペックだった

まず見た目からして人間離れした美しさを持っていた、男だけど

さらっさらの絹みたいな金色の髪にルビーのような美しい紅い瞳、無駄な脂肪がない均整のとれた体格

正直に言って私の短い人生の中でも飛び抜けて幼なじみは綺麗だった

最初見たときは腕のある職人が一生をかけて作った最高傑作の人形かと思った、今でも思っているけど…

さらに幼なじみは賢かったし、運動もできた

幼なじみはそれに加え声も凄かった

この世のものとは思えぬ美声、それから紡がれる言葉は一言一句聞き逃せないと思っていた

たがこんな幼なじみにも欠点があった

性格だ

究極の自己中だ

自分の思い通りにいかないとすぐに怒るし、かまわないと拗ねて手におえなくなる

でも、私ともう一人の幼なじみはそんな幼なじみが大好きだった

なんやかんや言いつつも幼なじみは面倒見がよく、優しかった

だから幼なじみの目の前で死んでしまったことだけが悔やまれる

泣きながら必死に死ぬな!!と叫んでいた幼なじみ

そんな幼なじみの前で死んでしまったことは私の前世での一番の未練だ




さて、話は戻るが何故幼なじみが目の前にいて逃げ道を塞ぎ、血走った目で私を見ているのだろうか?

正直に言って滅茶苦茶恐い!

美人は怒っていても美人だけど迫力が半端ない

女だったら傾国の美女と呼ばれるであろう美しい顔に青筋をたて無言で私を睨んでこの幼なじみは何がしたいのだろうか?

前世で勝手に死んだことに対する報復だろうか?

できれば痛くないといいなー、まじで……


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― 新着の感想 ―
[一言] 投稿乙です(⌒▽⌒) 幼馴染がなんで睨んでるのか?答えは想像するしかないんですね(>_<) >でも、私ともう一人の幼なじみはそんな幼なじみが大好きだった 少しこの一文で混乱しました。突然…
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