春編 姫と皇子とお友達
高校入学から、一週間が経ちました。まだまだ桜が満開の校庭を窓越しに見ながら、私、横峰姫華はとても気分がいいのです。何故なら…
ミオ:「ヒメ、何ニヤニヤしてるんだ?いつまで現代文の教科書だしてるんだ、次は英語だぞ?」
私の大好きな女の子、ミオちゃんと同じクラスしかも、隣の席!もう運命!?運命でいいよね!?
ヒメ:「コホン、うんそうだねぇいけない、いけない。」
ミオ:「え、今の咳払いはいったい?まぁいいや。そういえば、ヒメは部活とかもう決めた?あたしはまた、水泳部にする。」
ヒメ:「部活?うーんまだかな。中学の時とおんなじ、文芸部とかあればいいなぁ。」
本当は、ミオちゃんと一緒がいいんだけど、運動苦手なんだよね。うー憎い、運動神経の欠片もない自分が憎いよ!と、悶々としているとコツんと私の頭に何かぶつかった。
ヒメ:「いてっ。」
そして続けざまに、声が聞こえた。
?:「ごめーん!消しゴム当たったよね。」
?:「あら、ごめんなさい。だから、やめなさいと言ったでしょ。もう、高校生にもなって消しゴム飛ばしなんて。」
ちょっと、幼い声が先に聞こえて、続けざまに気品のあるゆったりとした声色が聞こえてきた。クラスメイトの2人だ。
ヒメ:「んーん、大丈夫だよ、えっと名前わ…。」
ナナ:「おっす!私は神崎奈々、よろしくな!!気軽にナナって、呼んでくれ。そっちのおっぱい星人とは同中で幼馴染だ。」
ナデシコ:「誰がおっぱい星人ですか、もう!えーと、初めまして、私は御仏撫子と言います。一年間よろしくお願いしますね。よろしければ、お二人のお名前も聞きたいのですが。」
あっ、自分が名前聞いたのに名乗って無い!失礼しちゃったなぁ。ミオちゃんも、気づいたみたいで、ちょっと苦笑してた。
ヒメ:「ごめんね、名前聞いたのに先に名乗らないなんて。私の名前は横峰姫華、こっちこそよろしくね。」
私が自己紹介をし終えてから一呼吸置いて、ミオちゃんが話し始める。
ミオ:「えーと、あたしの名前は縦山美皇、ミオウって、仰々しいからミオって呼んで。よろしく。」
ナナちゃんと、ナデちゃん。高校に入って初の友人が出来ました。




