プロローグ〈中学時代の話〉
この小説はフィクションですが、一部筆者の体験談を拡大解釈しております。もしよければ、どの部分がそうなのか考えてみてもらえるとほんの少し嬉しいです。
俺は今、有得ない事がの前で起きて完全にフリーズしている。まさか、二年近く過ごしてきた部活メイトに告白されるとは思わなかった。え?なんでフリーズしたのかって?それは、二人同時に告白されたからだー…。どうしたらいいんだろ…。
話は今朝にさかのぼる。下駄箱の中にラブレターが二通入ってた。そんなに驚かなかったんだけど。いつもどうりいじめっ子の嫌がらせだと思い指定されたとうり部室で最後まで待っていました。でも誰も来ない。残ったのは、俺と小花衣真璃、そして雪見澄だけ…もう帰ろうかとリュックを背負う。
「待って、村上くん!」
掴まれたので振り返る。
「どうして帰ろうとするの?」
「もう俺らしかいないし、とゆうかほら部活も終わる時間だし…帰らないのか?お前ら」
そう聞くと、小花衣は少し頬を赤らめうつむく。雪見は、こちらをみつめたまま・・・
「なぁお前らおかしいぞ。どうした?俺で良ければ聞くぞ?」
「ちゃ、ちゃんと……最後まで聞いてくれるの?」
顔を真っ赤にそめた小花衣が言う。
?本当にどうしたんだ?
「さやちゃん、もう言っちゃってもいいよね…」
「さやかは、いいよ。もう覚悟はできてるよ」
なぜか二人でこそこそ話しているようだが、丸聞こえである。どうやら決着がついたようだ。
「あのね、村上くん。」
「なんだ?」
小花衣と雪見は小さく「せーのっ」
「「私は(さやかは)、村上くんの事が好きです!」」
………。
「だから?」
「私と」
「さやかと」
「「付き合って下さい!」」
といって頭を下げ、手を差し出す。
…
……
………………!?
え?は?え?どゆこと?え?え?
みたいな感じで今現在パニックを引き起こしています。
二人は、頭をさげたまま。とりあえず、自分を落ち着かせるためにも話し出す。
「あー、えーっと、そのー…なんだ。ちょっと確認していいか?」
「ん?なに?」
「俺ら中三だよな」
「そう…だけど?」
「今、十月だな?」
「だから?」
「高校…同じだとは限らないよな?」
「…うん」
「ねぇ、村上さ、返事は?」
「そうだよ!答えてよ」
話をそらしてみたがダメだった。
「………ごめん!今、その気持ちには答えられない。本当にごめん」
「え……どうして…ねぇどうして答えられないの?ねぇ、なんで!」
「そうだよ村上。なんで答えられないの?」
「それは……」
俺はこの事を伝えるべきか悩んだ。でも、やっぱり言っておくべきだと思ってしまった。
「俺、ある病気…とゆうより、ウィルスに感染しててさ、いつ消えるか分かんないんだ…」
これを聞いた二人は
「消えるってどういうこと?」
まぁ、そりゃそうなるよな。消えるなんて有り得ないし。
「そのまんまの意味。見たんだよ…目の前で母さんやじいちゃん、ばあちゃん達がな…消えた。俺と、弟、んで親父以外親戚のほとんどがね、みんな消えた。」
小花衣と雪見は言葉を失ってしまった。すまん。
「親父と弟は検査の結果、問題なかったんだけど、俺はウィルスが見つかったんだって。だから……ごめんな、こんな話聞きたくなかったよな。すまない。」
「そう…でも、私諦めないよ!」
「さやかだって諦めないもん!」
「そうか、もし生きてられたら……ちゃんと次は答えるよ」
そして、半年後。俺は国立の高校へと入学する事になった。小花衣は、最後までどの高校に行くか教えてくれなかった。雪見は、別の国立の高校へ行くとのことだった。かくして、俺達はバラバラになった。
どうも、筆者の鵺織深尋です。前書きで書いたとうり、一部ノンフィクションです。わかった方はいらっしゃるかな?
と、いうわけでプロローグ〈中学時代の話〉は、どうでしたか?初投稿なので、おかしな文法は気にしないでほしいです。では、こんな小説を読んで下さってありがとうございました!