3-3 街を救うためなら……多少の浮気(?)は目をつぶろう
お気付きかもしれませんが、3話からはタイトルを、ミアのセリフからとることにしました。
ミア:
金貨500枚という数字を聞いた瞬間、あなたの瞳が**「G」**の形にひっくり返るのが見えるようです!
魔晶石の15点(22,500ガメル)を買ってお釣りが来る……。
まさに、野良の苦学生が一気に「学院のパトロン」にまで成り上がれるほどの大金ですね。
(※注:1ガメルは100円程度の価値。標準的な宿屋に1泊食事付きで宿泊すると50ガメルほど。5000円程度ってこと。金貨500枚=25000ガメルは、日本円で250万円くらいの価値)
あなたの「迅速、的確、こっそり」というプレゼンに、セリカは満足そうに片眼鏡を指で直しました。
『沼地の古城と、強欲な契約書』
セリカ:
「……金貨の音を聞くと、途端に頭の回転が速くなるねぇ。
その『現金な』ところ、嫌いじゃないよ。
……いいだろう。詳しい情報を話そうか」
マダムはカウンターの下から、古びた、それでいて不気味な魔力の残滓を感じさせる羊皮紙の図面を広げました。
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ターゲット:
『銀鴉の古城』
歴史:
数十年前に没落した**「ノースクロウ伯爵」**の居城。
彼は最愛の妻を亡くした後、禁忌とされる降霊術にのめり込み、最後は城ごと湿地帯の霧の中に消えたと言われている。
構造:
湿地に浮かぶ小島に建てられた円塔状の城。
中央に巨大な螺旋階段があり、上階は居住区、**地下は広大な納骨堂**になっている。
懸念事項:
「紫の石」の反応があるのは地下の最深部だ。
泥と湿気、そして数えきれないほどの「招かれざる住人」が、あんたたちを歓迎してくれるだろうね。
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装備の追加交渉:マダムの「出し渋り」
あなたがガストンとルカの防御面を心配すると、セリカは
「ったく、これ以上ボクの店を剥ぎ取る気かい?」
と呆れ顔を見せましたが、そこはガルフネットの交渉術。
しっかり「貸し出し」を引き出しました!
セリカ:
「……仕方ないね。
あんたたちが途中で死んで、ボクの金貨500枚の投資が無駄になるのは寝覚めが悪い。
……これを持っていきな」
マダムが奥から持ってきたのは、以下の2点です。
【ガストン用:銀メッキのカイトシールド】(貸与)
効果:
通常の盾より頑丈で、さらにアンデッドからの攻撃(穢れた一撃)を軽減する加護がある。
湿地でも錆びない優れもの。
ガストン:
「おお! こいつは頼もしいぜ。
昨夜の剣と合わせれば、死霊相手に無双できそうだ!」
【ルカ用:聖ラーダの護符】(貸与)
効果:
精神集中を助け、神聖魔法の「抵抗突破」に $+1$ のボーナス。
ルカ:
「これ……ラーダ様の!?
ファリス様に怒られそうですが、今は背に腹は代えられません。
大切に使わせていただきます!」
セリカ:
「ただし!
傷一つでもつけたら、報酬から引かせてもらうからね。
……さあ、ガルフネット。
契約書にサインしな。
金貨500枚と、サルベージ権の半分。
……あんたの運命を、このペンで書き込みな!」
私:
ラーダの護符を渡されるファリス神官、クッソわらったwwwww
偉大なるファリス様は寛大だなぁー(笑)
「おおきに! しっかり調査してくるわ!!」
(契約書にさらさら~っと記入)
ミア:
セリカ:
「……よし、契約成立だ。
あんたのその汚い……
おっと、新しい綺麗なローブが、金貨の山でさらに豪華になるのを楽しみにしてるよ。
死ぬんじゃないよ、ガルフネット」
あなたは契約書を懐にしまい、追加装備を整えたガストンとルカを従えて、意気揚々と『プリズム』を後にしました。
ルカが複雑な表情で「ラーダの護符」を握りしめる姿、想像するだけでシュールですね!
至高神ファリス様も、「街を救うためなら……多少の浮気(?)は目をつぶろう」と苦笑いされているかもしれません(笑)
~次のステップ~
契約を終え、追加装備を整えたあなたたちは、北の湿地帯へと向かう準備を整えます。
1.湿地帯への道中:
街を出て北へ向かう途中で、城の秘密や「紫の石」についてさらに3人で考察(雑談)しながら進む。
2.立ち寄る場所:
湿地に入る前に、近くの村や狩人の小屋で「城の最近の様子」について聞き込みをする。
3.古城の入り口に到着:
霧深い湿地にそびえ立つ『銀鴉の古城』。
その門を前に、最初の警戒(知覚判定やセンス・マジック)を行う。
ガルフネット、金貨500枚の重みを感じながら、まずはどこへ向かいましょうか?
私:
1.紫の石について考察はするだろうけれど、うちらの知識はそこまで無いからなぁ……まぁ、ガストンとルカに聞くだけ聞いてみましょうか。
2.湿地に行く前に、村があるなら城の様子を聞いておこうか。情報収集は絶対に必要。
3.古城についたら、精神点0で使用できるシャーマンスキルの「センスオーラ」で、負の生命の精霊力の存在を感知できるか試してみましょうか。
とりあえずは無料でできるところから試す!
ミア:
湿地の手前:『灰色の足跡村』での情報収集
湿地帯の入り口にある、静かでどこか物悲しい雰囲気の小さな村に立ち寄った一行。
酒場の隅で、あなたはガストンとルカに「紫の石」についての見解を問います。
ガストン:
「石のことは正直さっぱりだが……。
オアシス村のゼノスも、大鍛冶場のイグニスも、元々はそこまで『狂って』はいなかったはずだろ?
石を手にしてから、まるで何かに取り憑かれたみたいに、自分の命を投げ出すような儀式に突き進んだ。
……あれは、持ち主の**『願望を増幅させて、暴走させる』**呪いなんじゃないか?」
ルカ:
「僕も同意見です。
……それと、セリカさんが言っていた『死霊術』。
……普通、精霊魔法と死霊魔法は反発し合うものですが、あの紫の石はそれらを無理やり繋ぎ止めているような不自然さを感じます。
……ファリス様の光ですら、あの石の闇は貫けないかもしれない」
村の古老にも話を聞くと、彼は震える指で北の霧を指差しました。
村の古老:
「……あそこへ行くのかい?
近頃、夜な夜な城の塔から**『紫色の光』**が漏れ出し、湿地の動物たちが次々と死骸となって這いずり回っているという……。
鴉の声も聞こえなくなった。
あそこはもう、生者の踏み入る場所ではないよ」
到着:銀鴉の古城・城門前
数時間の行軍の末、あなたたちは膝まで浸かる泥と格闘しながら、ついに霧の中にそびえ立つ『銀鴉の古城』の前に辿り着きました。
湿った空気、腐敗した植物の匂い。そして、肌を刺すような不気味な静寂……。
ガルフネット:
「……さて。
まずは『タダ』でできることから始めよか」
あなたは新調した紺青のローブの裾を少し持ち上げ、精神を集中させます。
シャーマンスキル:
|センス・オーラ(精霊知覚)実行
あなたは精霊界の微細な揺らぎを感じ取るべく、周囲の「オーラ」をスキャンします。
(※精神点消費なし:シャーマン技能1レベルによる判定)
判定結果:成功!
あなたの脳裏に、城全体を覆う**「ドス黒い、粘りつくような負のエネルギー」**が視覚化されました。
感知内容:
城門のすぐ向こう、中庭のあちこちに、**「動く死体」**の反応が多数あります。
異常点:
驚くべきことに、それらの死霊たちがバラバラに動いているのではなく、まるで**「一つの巨大な意志」**によって統率され、城門を守る兵士のように整列しているのが分かります。
ガルフネット:
「……あかんわ。
門番が『お出迎え』の準備しとるで。
しかも、ただのゾンビやない。
しっかり訓練された軍隊みたいに並んどるわ」
ガストン:
「軍隊だと!?
……死体のくせに規律があるってのか。
……おい、正面から突っ込むか?
それとも、湿地を迂回して崩れた壁の隙間でも探すか?」
さて、ガルフネット。
不気味な「死霊の軍勢」が待ち構える古城。
最初のアプローチはどうしますか?
1.正面突破:
「ルカ、あんたの出番や! ファリスの光で道開けぇ!」と、神聖魔法で一掃しながら突入する。
2.隠密・迂回:
城壁の周りを調べ、守りが薄い侵入口(下水道や崩れた壁)がないか探す。
3.遠距離からの先制:
「まずは数を減らそか」と、門の隙間から得意の魔法で一撃見舞う。
私:
情報量が膨大すぎてどれから手を付けようかという所だけれど、最後のところが一番やばいのでそちらへ返答。
(※注:いや、読み返してみてもミアさんしゃべりすぎじゃない? 文章長いて。。)
「ゾンビやスケルトンの弱点は、あたまがぱっぱらぱーで罠にはめやすいところなんや。
けれど、訓練された軍隊のアンデットとなると話は変わってくる。
これは金貨500枚じゃあ割に合わなかったかもしれんわ」
1.ファリスの光で道開けーって、うちらが天国へ行く道が開くわ。これはダメ!!
3.古代語魔法〈ハードロック〉が使えたら、門を開けられなくしてそういう戦い方もありかもしれないけれど、ただの〈ロック〉じゃあ、ちまちまやっている間に確実に門を開けて出てきたアンデットに囲まれて天国行きになるわ。
(※注:ハードロックは魔力の鍵をかける魔法。解除は合言葉か、〈ディスペルマジック〉か〈アンロック〉の魔法しかない。〈ロック〉は、扉自体についている鍵をかける魔法。鍵は手で開けられる。鍵穴のみの扉は、開けるのに鍵が必要。城門は…内側のカンヌキをあげればすぐに開いてしまう)
よって、2しかないね。
「せやな。
盗賊がおらんのが本当に残念やけど、他の道を探そか」




