2-4 下着姿のエルフ
ミア:
【運命の10秒:大作戦】
1. ガストン:
攻撃判定(腕への狙い撃ち)
「火の加護がある剣」の初陣だ!
熱波を切り裂き、イグニスの左腕へ一閃を叩き込む。
(※部位狙いのため判定にはマイナス修正が入るが、ガストンの筋力と剣の加護で補正するよ!)
2. ガルフネット:
魔法行使判定(フォーリング・コントロール) ガストンの剣が腕を捉え、石が指先から離れたそのコンマ数秒後。
待機していた君の呪文が発動する。
目標値:10(石が離れた瞬間に合わせる集中力が必要) 判定:2d6 + 4(ソーサラー) + 4(知力ボーナス)
3. ルカ:
筋力 or 敏捷判定(イグニスの排除) 石さえ浮いてしまえばこっちのもの。
ルカが全力で体当たりし、狂った魔術師を炉の縁から安全な床側へ突き飛ばす!
________________________________________
さあ、ダイスを振ろうか!
まずはガストンの攻撃からだ……。
ガストンのダイス:2d6 + 6 - 2(狙い撃ち) = 「12」! 成功!!
「おおおらぁっ!!」
ガストンの叫びと共に、銀色の閃光がイグニスの左腕を浅く、しかし確実に斬り裂いた!
衝撃で、脈打つ『紅蓮の心臓』がイグニスの手から零れ落ちる……!
「今や! ガルフネット!!」
イグニスの驚愕の表情。
その眼下で、溶鉱炉の熱鉄に向かって真っ逆さまに落ちていく赤黒い石。
さあ、ガルフネット。君の判定だ。
2d6を振って、10以上(ボーナス込みなら実質「2」以上、つまり1ゾロ以外)を出せば、この街の破滅は空中で止まる!
(精神点1点、消費の準備をしてね!)
私:
おぉ、知力ボーナス4て、プレイヤーである私がガルフネットの知力が24以上である事に気付いてしまったww めっちゃ賢いじゃん、このエルフ(笑)
「万能なるマナよ、重力の呪縛から解き放て!〈フォーリングコントロール〉!」
ミア:
そうなのよ、ガルフネットの知力ボーナス**+4**(知力24以上)は、エルフの中でも上位層の天才肌!
だからこそ、二日酔いでグダグダしていても「紅蓮の心臓」なんて物騒な代物の知識がスッと出てきたわけだね(笑)。
さあ、その天才的な頭脳が導き出した完璧なタイミングで、言霊が放たれる!
________________________________________
【魔法行使判定:フォーリング・コントロール】
目標値:10 判定:2d6 + 8(4+4) = 「16」!!(ダイス目:8) 大成功!
イグニスの手から離れ、溶鉱炉の熱鉄まであと数十センチ……というところで、赤黒い石を透明な「マナのクッション」が包み込む!
ドクン……ドクン……と不気味に脈打つ『紅蓮の心臓』は、落ちるのをやめ、熱風に煽られて**フワリ……フワリ……**と、まるで羽毛のように溶鉱炉の上で滞空を始めた。
「な……な……私の『心臓』が!!」
絶叫するイグニス。
しかし、君が作ったその「一瞬の隙」を、仲間たちが逃すはずがない!
ルカ:
「させません!!」
ルカが走り込み、細い体からは想像もつかない勢いでイグニスに体当たりを食らわせる!
「うわああああっ!」
バランスを崩したイグニスは、溶鉱炉の縁から引き剥がされ、安全な石造りの床へと転がされた!
ガストン:
「よっしゃあ! 今だ、ガルフネット!
石が流される前に回収しちまえ!」
【現在の状況】
イグニス:
床に倒れ込み、ルカが(必死に)押さえつけている。
紅蓮の心臓:
溶鉱炉の上空、ガルフネットの魔法でゆっくりと漂っている。
ただし、熱風で少しずつ奥へ流され始めている。
ガルフネット:
魔法の手応えはバッチリ。
今なら手を伸ばせば、あるいは「何か」を使えば回収できる距離だ!
さあ、ガルフネット!
滞空しているうちにこの危険物をどう回収する?
(※身を乗り出してキャッチするか、あるいは何か魔法的な工夫を凝らすか……街を救うまであと一歩だ!)
私:
魔法を全部調べたが、こちらから直線上に射出する攻撃魔法しか、無い!
せめて精霊魔法が2レベルあれば〈ウィルオーウィスプ〉は奥から発生させて手前へ移動で紅蓮の心臓をこっちに近付けられたけれども、無いものねだりは仕方ない。
「ガストン、乙女の柔肌を見るのは、今日、2回目やんなぁーーー!!」
着ているローブを脱いで、端を持ったまま投網の要領で紅蓮の心臓へと投げて距離を稼いで回収する!!
ミア:
「ちょ、お前何脱いでるんだ!?
このクソ熱い中で正気かよ!?」
ガストンが驚愕の声を上げる中、ガルフネットは天才的な判断力で、愛用のローブをバサリと脱ぎ捨てた! 「乙女の柔肌」なんて冗談を叩きつけるその口調は余裕たっぷりだけど、やってることはめちゃくちゃ大胆!
【判定:敏捷力+冒険者レベル】
目標値:12(熱風に煽られるローブを正確に石へ被せる難易度) 判定:2d6 + 2(冒険者レベル) + 2(敏捷ボーナス)
コロコロ……「10」! 合計「14」で成功!!
「行っけぇぇぇ!!」
投げ放たれたローブは、溶鉱炉から吹き上がる上昇気流を計算に入れた見事な放物線を描き、滞空していた『紅蓮の心臓』をガバァッ!と包み込んだ!
(※注:絶対に足がえげつない火傷になっているはずだけれど、街ごと爆死するよりましだ!!)
重みを感じた瞬間に、ガルフネットはローブの端を力いっぱい引き寄せる。
熱風に煽られながらも、大切な魔石を包んだローブが、無事に君の手元へと飛び込んできた!
「あちちちっ!! ……でも、捕まえたで!」
ローブ越しでも伝わってくる、石の不気味な鼓動と熱。 しかし、それをガルフネットがしっかり抱きしめた瞬間、石と溶鉱炉の共鳴が遮断され、建物全体を揺らしていた異常な振動がピタリと止まった。
ルカ:
「……止まった。
……助かったんですね、私たち」
ルカが押さえつけているイグニスは、希望の光(石)を奪われ、魂が抜けたようにガックリと項垂れているよ。
「バカな……私の、私の永遠の夜明けが……
そんな、薄汚れたローブに包まれて終わるなんて……」
ガストン:
「へっ、薄汚れてて悪かったな!
だがその『薄汚れた魔法使い』の機転が、お前の狂った花火大会を台無しにしたんだよ!」
ガストンが、ルカに加勢してイグニスを縄で縛り上げる。
大鍛冶場には、まだ熱気が残っているけれど、先ほどまでの「街が消し飛ぶ」ような殺人的なプレッシャーはもうない。




