新メンバー登場
さて、身一つしかもってないタイジパーティw宿から出て即新拠点へと引っ越し完了
「あきれるほどシンプルでござるな」ケン
「だって本当にこの世界来てからほとんど買い物なんてしてないしな」俺
「というかコトミ君もなんにも所持品ないんだね」
「は、拙者はつい先日まで諸外国を渡り歩き武者修行してましたので」コトミ
「シュバルツって君の魔剣にもアイテムボックスあるんでしょ?」俺
「ひ、秘密です・・・でも師匠には打ち明けますがアイテムボックスあります」コトミ
「あるじ、大体の魔剣には内容量の差はあれどアイテムボックスは装着されてますぞ」
「なるほど、冒険者で長旅するときに魔剣は必須って事か」
「御意、これがなければ旅など不可能でござる」コトミ
「更に言いますと魔剣の性能差こそがその者の実力とまで言われてるのです」コトミ
「だからみんな魔剣の能力については秘匿するんだね」俺
「は、皆優秀な魔剣を求めてるとも言えます」コトミ
「君の魔剣は物を作ったり出来る?」俺
「はあ?一体何を言ってるかわかりませぬ、魔剣にそんな能力はござらん」コトミ
「あるじ、それは内緒にしてくだされ」思念通話でケンが懇願する
「いや、それは無理、これから俺たちが生活するために発明品の開発避けて通れない
全てを包み隠さず話さないと運営なんて出来ないからね」俺
「ですが・・・我の能力が知れてしまうのは困るのです」ケン
「大丈夫、ちゃんと秘密扱いにするから」
「しかし、コトミとやらの背後関係が未だに不明故・・」
「だってアイデアは俺しか出せないんだからケンには迷惑かからないよ」
「それはそうですが・・・」
「拙者をあなどらないで貰いたい。ケンとやらの秘密は同じ魔剣持ちとして絶対に守る
たとえ父上とてこれを明かす事は絶対に無い。安心召されよ」コトミ
「コトミ君、という訳で新拠点には工房を兼ねるからね」
「は、承りました。しかし・・・我にはその方面の才覚はありませぬ」コトミ
「だからお姉さん呼ぶんでしょ?」
「は、そうでした。姉者は今余所に務めてるので近日中にこちらに参ります」
「あやしいもんだ・・どこで工作活動してるのやら・・・」ケンがぼそっとつぶやく
「こらこらケン、それは御法度だと言ったろ」
「独り言でござる。あるじの言う事に逆らいはしませぬ」ケン
「ごめんくださーい」誰かが来た
「ぬ、さっそく曲者か!」コトミが警戒する
「って見てわからないの?俺が呼んだ大工さんだよ」俺
「は?大工?一体何用でござるのか?」コトミ
「まさかこの全く何にもない所で生活って訳にもいかないだろ。色々作ってもらうのさ」
「いや、それなら我で十分でござろう」ケン
「地元の職人さんを大事にしないと、地域に愛されないと駄目なんだよ」俺
「なるほど、あるじにはあるじの思惑があるのですな、分かりました」ケン
次から次へと職人さんが出入りしてくる
「ほう、家一軒の内装を整えるって大変なんでござるな」コトミ
「うん、俺にはセンスないからシンプルにしか出来ないけど必要最低限の家財道具は揃えるよ」
「して?これはなんでござるか?」
「うん、将来大所帯になるのを見越してお風呂は大きめの浴槽にしたんだ」
「よ、浴槽でござるか?」ケンとコトミが同時に驚く
「先日試して貰ったシャワーなんて比較にならない快適度だからね、後で試してみて」
「はあ・・」コトミ
「食事は宿の食堂で済ますつもりだけど一応厨房は完備させます」俺
「しかし、料理など出来る者は今の所いませんが?」コトミ
「少しくらいなら俺が出来るよ。大雑把な男料理だけどね」
「コトミ君に聞きたいのですが、家持ちになったら農場とか借りれるそうですね」
「御意、我が国は農業を推奨してます。旅人以外つまり定住者には無料で農地貸し付けしてます」
コトミ
「年貢とか納税義務は?」
「は、税金が多少ありますが我々のようにギルドに属してる者は年会費に含まれてます」
「で、とれた作物は自家消費以外は買い取ってくれるのですか?」
「は、市場に直接売りに出してもいいし農業ギルドに一定額で納めても大丈夫です」
「なるほど農業ギルドに価格表に基づいて売ってもいいし自分で価格決めて市場販売
しても大丈夫って寸法か」俺
「は、大規模農家だといちいち市場販売では手間がかかりますからね」コトミ
「ですが師匠、農地無料貸し付けと申しましたが新規加入者は自分で開墾せねばなりません」
コトミ
「つまり結界限界付近になっちゃうって事ね」
「御意、危険度が増すので新規開墾者はほとんどいませぬ」コトミ
「つまりうまくやればこの町の土地が広がるし魔物討伐が両立するわけだね」俺
「はあ・・・それは命と引き換えですが」コトミ
「実は農業関連品の開発も進めたいのです。是非新規開墾やりましょう」
「おお、それすなわち町の発展、しいては国の発展につながりますな」コトミ
「ならば西側は山が近いので鉱物開発も行える、西側を開発しましょう」
「お待ちくだされ」コトミ
「ん?なに?」
「西側は危険が大きすぎます」コトミ
「なんで?」
「結界が伸びれないのは西側には強力な魔物が多いからです」コトミ
「一石二鳥、いや三鳥だよ」
「あるじ、たいそうな自信ですがいくらなんでも無謀かと思いますぞ」ケン
「だってそのためのパーティメンバー増員だし拠点を得たわけだからね」
「なるほど・・・」合点がいったコトミとケン
「それに話に聞くと西側には山脈があるがそこを抜けると広大な土地が手つかずだとか?」
「は、我が国は小国で人口も他国と比べたら少ないのですが国内に手つかずの土地が
あまりにも多すぎるという原因もあります、しかし危険すぎて人間が踏み込めないのです」
「鉱物資源の調達開発をすすめつつ我が町の拡大をしてみたいのさ」俺
「し、しかし、それはひとつのパーティにはあまりにも手に余るかと」コトミ
「まあ夢はそうだけど今は無理でしょうね。だから出来る範囲でコツコツとだよ」俺
「まあ、どのくらい時間掛かるかわかりまぬがやってみましょう」ケン
「あともう一つ確認しておきたいんだけど」
「は、なんでございまするか?」
「移動魔法は結界内でなら自由自在と言うけど隣町とかの移動はどうやるの?」
「はギルド間などでの文章や決済のやりとりを行う移動魔方陣を使います」
「ある程度の物は移動出来るんだね」
「ですが、送る物と距離によって魔石の消耗つまり料金が変わってくるのです」
「人間はどうやって移動するの?」俺
「は、当然ですが徒歩とか魔馬車ですな」
「そっか馬も魔物扱いなんだ・・」
「は、魔馬に特殊な魔法具をつかって手なずけてます」ケン
「農耕用に魔馬とか魔牛を使えないの?」
「残念ながら魔道具はとても高価なので数が少なく魔馬車が精一杯です」ケン
「もし畜産が出来たら食糧事情は劇的に良化するんだけどね」俺
「ですが・・魔を帯びていない獣などこの世界では聞いたことがありません」ケン
「格安家畜化魔法具の開発か機械文明の導入か・・どちらもハードル高そうだなぁ」
「機械?たいていの素材なら我が所持してますのであるじが開発生産すれば済むこと」ケン
「そうはいかない。民自ら生産出来るシステムを構築しなければ持続化できないんだよ」俺
「なるほど師匠が全世界を管理する事など不可能でござるしな」コトミ
「産業革命はずっと先の事として今有る技術と材料でできる限りの事はしたい」俺
「一般市民や職人でも作れる機械とやらの開発ですな」ケン
「うん、国中を豊かにするにはそれしか方法はないからね」
「とりあえず荷押し車とねこ車の開発だ」
「荷押し車でござるか?」
「別名リアカーとか大八車だね」
「ほう、今あるじから概念いただきましたがこれなら職人でも簡単に作れますな」
「だが、あぜ道やぬかるみでは能力を発揮出来ない、道路の整備も必要なんだ」
「なるほど、まず街道の整備と田畑の区画化ですか・・・これは大規模ですな」ケン
「で、ねこ車とは?」
「小荷物運搬用の万能一輪車だ、図面送るね」
「なるほど、こんな簡単な構造なのに荷物運びに適してますな」ケン
「どちらにしてもある程度精巧な車輪と車軸が必要なんだけど」
「あ、その技術は魔馬車職人がもってますので大丈夫かと」
「軸受けに関しては私が開発させてもらいます。ギルドに登録して販売する予定です」
「なるほど、べありんぐと言う面妖な軸受けですな。こんなのこの世界には存在しませぬ」ケン
「前いた世界では400年前からある技術なんだけどね」
「構造を知ってしまえば簡単にみえますな」ケン
「キモはこの受玉の精度なんだ。コレさえしっかり作れば画期的な軸受けとなり民に富をもたらす」
「あと先日ギルドに設計図を見せたくみ上げポンプと脱穀機、どちらも簡単に作れるから量産するよ」
「驚きましたなこんな簡単な構造で本当に脱穀できるのですか?」ケン
「仕組みは簡単さ籾殻は軽くて中身は重い、その差を利用して風車の力で籾殻を吹き飛ばすのさ」
「籾殻と実が完全に分離されてますな・・・こんな簡単な構造なのに」
「うまく工夫すればいまある材料と技術でかなり生産性をあげる農機具を作れるんだよ」
「驚いたんだけど量の差はあれどもこっちの人間はすべて魔力持ちなんだね」俺
「もちろんでござる魔力がなければなにもできませぬ」ケン
「で、考えたんだけど微少の魔力で作動できる「モーター」を作りたい。設計図ケンに送るね」
「な、なんといま図面見ましたが思ったよりも単純な構造なのですな」
「構造は単純でも膨大な量の細い銅線が必要なんだ・・持続的に生産するためにはやはり
山にいって鉱山の開発が必要なんだよ」俺
「ですが万一このもーたなるものができればあらゆる機械に応用可能とみました」ケン
「おっさすがケンだねその通り、これが出来たら生活環境が変わるよ」
「おそろしい事ですな」
「でさ、水力、風力、太陽発電機とかってさ全部魔力発生器になるって事なんだよね」
「な、なんと・・・あるじこれはまずいですぞ。国家が揺らぐ大発明かと」
「何言ってるの人類が今まで発明した物って全て使い方次第で平和にも戦争にもなるんだよ」
「う、確かに・・・」ケン
「ですが、今頂いた概念図を検討してみましたが・・・おそろしき事しか想像できませぬ」ケン
「さっきから師匠とケンは一体なにをやりあってるのでござるか?」コトミ
「いやさ、私の思った事すべてケンが具現化出来るのだけどそれにケンがいちいち驚いてるんだよ」
「我がシュバルツにも武器などは生産できますが・・・ケンのように何でもとはいきませぬ」コトミ
「し、しかし魔力発生器などを開発してしまったら国境が変わってしまうのです」」ケン
「でも皆の生活が豊かになるよ。それに結界も大きく出来るし」俺
「それはそうですが」
「さっきも言った通りあくまでも概念だからね、今すぐはとても実現困難だよ」
「うけたまわりました。まあ、夢を見るってのは大事でござるからな」
「まあ、自宅で門外不出パーティ専用として魔道具扱いで開発してみるよ」俺
「確かに、試作機として外に出さないのでしたら問題ありませぬな」ケン
☆
「師匠ここの拠点に引っ越してから一週間、大分家財道具や内装も完成してきたので
そろそろ姉者迎入れてもよろしいでござるか?」コトミ
「ああ、そうでしたねすっかり忘れてました」
「それはあんまりと言うもの」コトミ
「うそうそ、ちゃんと個室もベットも作ってもらってるから」俺
「いま食堂に居ますので呼んでまいります」コトミ
「はじめまして・・・」コトミの積極性とはうらはらにうつむき加減の内気な少女風
「これからよろしくね、で名前は?」俺
「は、ご主人様、私はアケミと申します・・・父からなんでも言う事を聞くようにと言われてます」
アケミ
「いや、別に君はメイドとか執事じゃないんだからかしこまることないから」俺
「は?私はそのあの・・・侍女扱いと聞いてます、コトミは妹ですが私より格上なのです」
「いやいや、そんな扱いはしない。ウチは全員平等扱いだから妹にへりくだる必要ないよ」
「なにをやっても一番のコトミにわたしごときが対等な訳ありません」
「姉者、何言ってるのでござる。ここは里ではないのです過去は忘れてくだされ」コトミ
「うーんなにやら姉妹間で過去があったみたいだけどここでは必要ないから」俺
「ですが・・ご主人様」
「気持ち悪いからそのご主人様ってのやめて、せめてタイジさんと呼んで欲しい」
「しかし、コトミがご主人様の事を師匠とお呼びしてるのに私がタイジさんなどとは・・」
もじもじアケミ
「じゃ、一緒に師匠って呼んでよ、決まりね」俺
「師匠、話のついでですが父よりやはり身の回りの面倒をみる者は必要とのことで
私の元部下、ケイを下僕として傭いたいのですがよろしいですね」コトミ
「ちょっちょ、そんな話聞いてないけど」
「だからいま話してるのです。それでいいですね」コトミ
「こら、コトミ、あるじを前にすこし出しゃばりすぎだ。なに勝手に決めてる」ケン
「うーん、ケイ君ってやはり女性?」
「当然でござる。わたしの身の回りを見てた、くの・・・いえいえなんでもござらん」
「今、くのいちって言いかけたぞ」ケン
「まあまあ過去は詮索しないって約束だからね。いいよみんなまとめてかかってきなさい」俺
「二言はござらんですな」コトミ
「勿論二言はない」
「じゃ、ケイ、アンナ、ユミ入って来て」コトミ
「げ、ケイ君だけじゃないの?」
「は、ケイは三姉妹全員雇い入れてくれると師匠は許可されました、二言はないのですよね」コトミ
「呆れたな、確信犯か」ケン
「って3人は歳いくつなの?」
「は、里でみんな一緒に育ちましたみなおない年の12でござる、しかし能力は大人に負けませぬ
そのように厳しい修行を積んできましたゆえ。どこに出しても恥ずかしくない逸材達です」
「あるじが許可をだした以上認めるがくれぐれも申す、全員修行中を忘れるでないぞ」ケン
「ケン、なにを当然な事を言うのですか?それこそ我に二言はござらん、命に替えてでも」
「む、ならばよい」ケン
「つうかケンお前何様?師匠が言うのならまだしも」プンプン怒るコトミ
「あるじはお優しいので何も言えないから我が代弁してるのだ」ケン
「まあまあ、多少賑やかになるけどそれはそれで楽しいよ」俺
「師匠、実はケイ達は宿の料理人として修行を積んで来ました。ここに来たのは修行のためですが
独立への第一歩でもあるのです。どうかよろしくお願いいたします」
「つまり今まで宿で食べてきたご馳走がそのままここでも食べれる?」
「いや、宿では予算とかの都合もあり実力は出し切れてませぬ」ケイ
「おお、それは頼もしいね。早速たのむとするよ」俺
「で、・・・・あのその」
「ん、なに?」
「ご主人様は異国出身とかで珍しい料理とかもごぞんじだとか・・・」
「え、どこで聞いたのそんなこと」
「は、コトミ様から逐一・・一度野営でだされた料理の味が忘れられないとのこと」ケイ
「はあ?確かに一度狩りが長引いて野営した時あり合わせの食材で作ったけど・・」
「あんな料理はいままで食したことはござらん」コトミ
「うーん、一応ポトフだけど男料理のごったにポトフ、料理って言える代物ではないんだけどね」
「それと食べたことのないふわふわパンも衝撃的でした」コトミ
「ああ、あれもケンに概念を送ったら即席で作ってくれたパンもどきだけどね」俺
以前町では滅多に出ないはぐれレッドサーペント討伐がクエストされて向かったが
ことのほか森の奥まで行かねばならず二泊三日したことがある。移動魔法で町に戻るのは
簡単だが森に戻るのは出来ないのでこの場合は野営が必然となる。
代々のあるじ達のお陰で食材の備蓄もほぼ無尽蔵。あくまでも食材なので料理センスは必要
ケチ?なケンのお陰で消費した食材は必ず後でタイジが元に戻さなければならない約束。
「そのパンとポトフだけでウチの食堂を凌駕してまする」コトミ
「え?そうかな?宿の食堂の方が美味しいと思うけどねえ、単に物珍しかっただけだよ」
「いや、あれは極めれば必ず看板料理になりまする、そのためにも三人を呼んだのです」コトミ
現代日本ではやわらかすぎるパンしか食べたことがないタイジには味わい深いガチガチの黒パンは
結構好物でもあるのだが・・・
「で、話もどすけど、アケミ君にはパーティメンバーとして魔物狩り時の後衛をお願いするつもりだ」
「は、承りました。回復魔法とかなら多少心得あります」
「いや、本当の仕事は俺の開発補佐、ギルドとかの交渉もお願いしたいのです」
「は?そんな仕事してよろしいのですか?」ぱあっと顔をあげるアケミどうやら希望職の様だ
「コトミ君から話しは聞いてるよ、君はそっちの分野が得意なんだよね」
「はい、ですが今までその様な仕事を任されたことはなく・・・」アケミ
「過去はしらないけどここではそれがメインの仕事と思ってください」
「師匠、私がんばります!」急に声でか。アケミは決して引っ込み思案などではなさそうだ
「あるじ」ケン
「ん、なに?」
「コトミがあまりにも強引だったので言い出しづらかったのですが・・・」
「なにか希望があるの?」
「いえ、先日の事件でギルドにいろいろ相談に行ったときの事ですが」
「ああ、俺を騙したはなしね」
「ごほん、それは終わった事でござる」
「で?」
「は、その際にギルドから要望がございまして・・あ、職人ギルドからの要望です」
「話が読めてきたよ、見習いを派遣したいって事?」
「いえ、見習いではなくコトミと同じ従事したいとのこと」
「見習いと同じじゃん」
「いえ、あるじの能力に惚れ込んだ若い衆が一生あるじの面倒を見たいとかで」
「え、じゃコトミ君とは違うじゃん」
「何を言いますか、コトミとやらは修行が終わるまでとか申してますがウソですぞ」
「え、ウソなの?」
「逆に言えば修行が終わらなければずっとつきまとうとの決心でござるしコトミのあの目
絶対に離れない覚悟とみました」ケン
「・・・・・・・」真っ赤にうつむくコトミ、正解なのか?
「とにかくギルドとは仲良くしたいのでござろう?今回は従うほうが得策ですぞ」
「このあいだ大量に報奨金貰ってるしね。わかったケンの顔立てるよ」
「実は職人ゆえ開発分野で仕事したいとの事、あるじの役にたつこと請け合いでござろう」
「おお、それは頼もしい。色々意見とか交わせば前世より良い物作れるかもしれないね」
「は、あるじにはこの世界の魔道具についても勉強して貰いたいので」ケン
「あのケン、一応念のために聞いておくけどその職人さんって男だよね?」
「は?腕の立つ職人に性別など関係ござらん、なので女子で14歳だそうです
一生嫁にいくつもりはないとの事でその面では絶対安心でござる」ケン
※作者談:メンバー構成は偶然ですハーレム要素は取り入れてないので安心してください。
「これじゃパーティと言うよりも会社組織になってきてるな」俺
「かいしゃ?それはなんでござるか?」全員
「よし、パーティ名決めた」
「ほうなんでござるか?」ケン
「創造と想像と、うるさいを掛けて。チーム「そうぞうC」だ」俺
「はあ?なんとも力がぬける名前ですがあるじが決めたのならそれで」
メンバーも増えてパーティ名も決まりました