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異世界最強アイテム  作者: kou2199
10/26

オーク討伐

強敵登場、タイジ達の活躍はいかに

作戦会議の翌日ギルドにて

「オーク討伐の作戦が出来上がりましたので明日にも作戦実行します」俺

「タイジ様いくらなんでもそれは早急すぎませんか?」リサ

「いや、情報によると敵のオークジェネラルはすさまじい能力の持ち主一日作戦が遅れればますます対処不能になってしまうのです」タイジ

「ですが無謀な作戦は命取りになりませんか?」

「大丈夫です我らそうぞうCは充分に作戦を練って来ましたので」

「わかりました。それではお願いしますがくれぐれもお命お大事に」リサ

「かわいいリサさんとまだお食事出かけてません。絶対に生きて帰ってきます」

「あらやだ、もう忘れてるのかと思ってました」リサ


「いろいろあって仕方がなかったですが忘れてませんから」俺

「私も同伴なの忘れなく」コトミ

「勿論だよ、3人でデートだ」

「二言はありませんね」リサ、コトミ

「うん、それだけが楽しみだから絶対さ」俺

美少女二人とデートなんて35歳独身男にとっては夢のような話つか通報案件だ


「さあ、行くぞみんな」

「おう」そうぞうC全軍出陣だ

「ブイーーン」

「で?この怪しげな魔道具はなんでござるか?」コトミ

「うん、ケンに作らせた輸送トラックだよ悪路も進める4WD仕様だからね」

「はあ?よんだぶるでーでござるか」コトミ

「まあ、馬のいらない大量輸送用の馬車と思えば良い」俺

兵員輸送用トラック3台で56人の隊員を乗せ意気揚々と北門をくぐる、見たこともない魔道具に門兵たちは目玉をグルグル回して腰を抜かしてる


「どうしても一度言いたかったことがあるんだ」俺

「ほう、なんでござるか、隊の士気を上げる訓示かなんか?」ケン


「いや、親父ギャグさ」


「はあ?」


「北門に来たも~ん」俺

「なにやらうすら寒い物が漂ってますな」コトミ

誰一人笑ってくれない・・・

「君たちには教養ってのも必要だな」おおこけタイジがのたまう

「冗談はともかくいまからケンが全員に新装備を手渡す、各自武器の点検よろしく頼むよ。今度の作戦の成否はすべてこれに掛かってるからね」俺

「本日これより、師匠は全部隊の指揮官ですので「隊長」と呼びます」コトミ

「うん、いずれは部隊長、副官などに応じて階級が必要となるでしょう」


「階級ですか?」ケイ

「隊員が増えてくれば必須となる・・まあその話は後でね」俺


「これより戦地に突入する。隠密魔法を全員に実施する」ケン

「だがこの魔法は上位魔物には効かないので気休めと考えてほしい」俺

輸送トラックは停車し荷台から各自戦闘配置に素早く走る・・

今回はタイジが新たに開発した迷彩戦闘服着用し防弾チョッキ等近代武装仕様となってる、中世騎士の装備などは一切の邪魔。まさに軍隊


「各部隊配置完了」ケン

「敵オーク拠点包囲完了。いつでも作戦遂行可能」シュウ

「合図あるまで待機、決して早まるな」俺

「はっ」全員

朝午前9時夜行性のオークは夜間活動したあと拠点に戻りこれから就寝することがドローン等による事前調査で判明してる


「敵総数・・・700前後・・足りません」偵察隊の報告


「ぬう、多分遠征部隊がいるのだろう。これでは一網打尽に出来ないしオークジェネラルの気配もない・・・作戦一旦延期」俺

「各自撤収、ブッシュに潜り待機」

タイジ達は各個に分かれつつも迷彩野営テントを展開し長期戦に備える

「ここまでは想定内、多分2~3日は覚悟せねば」タイジ


「慌ててもしょうがない見張りは立てつつも各個に朝食にしよう」タイジ

「こ、これはなんでござるか?」コトミ

「新たに開発した軍隊食、レーションっていう」タイジ

「軍事作戦時には火を使うことが出来ないので通常は干し肉と黒パンが主な食事と決まってたのに、これはすごいですね」ケイ

「腹が減っては戦はできぬさ、こんな時でも食事は大切なんだよ」タイジ


トレー状の容器にメインデッシュ、スープ、パンが盛り付けられた給食風、火は使ってないはずなのにどれも暖かい・・

「トレーに火魔法を添付させて常に常温を保てる仕組み、前もって大量にケンのアイテムBOXに保管させてるからいつでも出来たてだよ」


「さて、食事をしながら聞いて欲しい、どうやら敵はあちこちに遠征を仕掛けてるつまり全数やオークジェネラルが帰宅するまでは長期戦を覚悟しなくてはならない今後は手分けして個別に体調を維持しつつ厳戒態勢で待機して欲しい」

「は、我々はあらゆる場面を想定して日夜訓練してきました。想定内です」シュウ


この日は遠征?オーク達は戻ってこなかったので待機。昼夜交代の見張りを立てて随時睡眠をとりつつ警戒態勢を維持。


翌日は小雨


「気温がかなり低下してきました、各自防寒体制整えて下さい」俺

各個に支給されてる防寒服を着用し隊員達はじっと身動きせずに警戒態勢を緩めない

「なにもしないというのは苦痛でござる」コトミ


「し、あまり話しても敵に警戒されるので私語も厳禁だよ。これは遊びではないから」


しまったとばかりにコトミは反省し返事は控えこくりとうなずく

結局現場に到着して24時間オーク達は帰って来ない・・・

「コレは持久戦か」


突如


後方支援のアケミから緊急伝達


「大変です、急速にレーダーに感あり、我々の設営部隊を包囲し始めてます

その数500以上、想定よりも遙かに大部隊です、更にオークジェネラルと思わしき魔物検知も確認。」


「ば、馬鹿な、奇襲作戦が敵につつぬけ?」俺

「隊長、発砲の許可を!このままでは完全に包囲されてしまい八方塞がりです」

「いや、まだ射程に入っていないし今発砲したら陣地の場所を特定されてしまう」

「あるじ、戦は準備がほとんどといいましたな!すでに破綻してますぞ」ケン

「慌てるな、確かに想定外だが取り乱したのでは敵の思うつぼ。どんな時であっても冷静でなければならない。今は状況把握と打開策を早急に練る時だ」俺


「し、しかしそんな悠長な事言ってる場合ではござらん」慌てふためくコトミ

「以前君は短気に走り危うく落命しそうになったのを覚えてないのか?」

「ぐ、・・・ですが」

「グオオオオオ」遠くからオーク達の威嚇の遠吠えが聞こえ出すこれも作戦だろう

「ふ、なかなかに敵の指揮官は優秀のようだ」俺

「あるじ、そんな敵をほめてる場合ではござらんぞ・・ここは先手必勝でござる」

「駄目だ、血気にはやって先駆けする者がいたら誰であろうと切って捨てる」

普段温厚で優しいタイジが鬼の形相になる・・

浮き足立っていた全隊員が一気に目が覚めた。これはいくさであり我々は軍隊、規律正しく作戦行動が出来ないのなら烏合の衆と変わらない。何のために日々訓練してきたのか、タイジの叱咤で全員覚悟を決めた


「狙撃兵!」

オーク村周囲を監視し樹木の上から狙いを付けていた狙撃兵10人にタイジは指示する

「は、」

「攻撃目標は予定通りオーク村から出てきた兵達を一匹ずつ確実に仕留めよ」

「は、」

「多分オーク村にいる兵は200も居ないはず陽動作戦で先陣を切るはずだ」

「は、訓練通りヘッドショットにて確実に仕留めます」

オークにはヘッドショットしか効かないが定説


「あるじ、敵は我々のレーダーの存在は知らない模様ですな」ケン

「つまり今回の情報漏洩は隊以外からだって事だ、レーダーの存在は隊以外は知らないはずだからな」

「つまり隊以外の何者かの裏切りと・・」ケン

「この国を滅ぼそうとする勢力だろう、多分国家の奥深くに入り込んでる」俺

「ギルドには作戦内容を大まかに伝えてますな」ケン

「つまり、ギルドを通してどこかに情報が漏れたって事だろう」俺

「し、しかし、我はここ数ヶ月ギルドとの連絡は密にとってましたしその様な気配は感じませんでした・・・つまりギルドより上の組織」ケン


「あるいはリサが襲われたのも関連有るのかもしれないね」俺

「隊長、おかしいです、敵陣の兵数200,包囲してる兵500なら残りの兵はどこでしょう?」コトミ


「非常事態発生、敵オーク300がザビル村を急襲との一報」アケミ

「な、なんと罠にはまったのは我らということか?」ケン

「慌てるな、大丈夫これも想定内だ」タイジ

「え?」


「敵は食料庫を必ず襲うだろうと予想していた。おびき寄せたのは我が軍だよ」

「し、しかしザビル村に戦闘員は殆どいませぬ」ノン

「そのための強力水力発魔所だ」

「アンチマジックエリア以外の魔法ですか?」ケン

「魔改造した召喚ゴーレムとガーコイルがザビル村を自動的に守る」

「なんと・・・」

「敵オークはザビル村侵略には必ずトンネルを通過しなくては到達出来ない狭い通路内ならば敵300位はなんとでも対処出来る」タイジ

「ザビル村は難攻不落、オーク達は恐怖に戦慄する」タイジ


「あ、その為のダム設置ですな」ケン

「うん、つまり外堀を兼ねてるって訳だよ」タイジ

「しかし、なぜザビル村を襲うのでしょう」シュウ

「さっきも言ったが食料奪取、つまりはエドモン街の兵糧攻め」

「これは単純な魔物襲来ではなく国家間の侵略戦争なんですね」ケイ

「多分宣戦布告無き隣国の侵略戦争だ」タイジ

「オーク達が拠点から進行を開始しはじめました」アケミからの無線連絡


「狙撃兵、狙撃開始!」タイジが号令

「バシュ・・ズシュ」サプレッサ装備の魔弾狙撃銃が音も無くオーク兵を屠る

どこから攻撃されてるのか、なにで攻撃されてるのかも分からずオーク兵は次々と頭を吹き飛ばされて絶命していく。魔弾の効果は絶大


「ウガアアアア」さすがのオーク達も50位が倒されて拠点に一度撤退

「隊長、大戦果です、味方被害ゼロ、敵オーク50程撃退しました」

「まだまだほんの序の口だ敵兵は1000近く残ってる戦力差を忘れるな」タイジ

あくまでも冷静。

「敵の次の動きは?」コトミ

「ありえないこちらの新兵器に慌ててるのは間違いない、私が指揮官ならば迂闊には動かないだろう」タイジ


「じりじりと包囲網を狭めて来るということでしょうか」ケイ

「屍を踏み越えて突進してくるか、もしくは・・・」タイジ

「グオオオオオ」

「やはり最善策で来たか」タイジ

「巨大なオークが突進してきました」アケミが連絡

「オークジェネラルが先頭を切り盾となり突進する作戦のようだ」タイジ

「第二部隊、敵の側方から狙撃開始!」


「は、こちらからは敵の横っ腹丸見えです、狙撃開始します」


「ウガアアアア」敵は前方にいると思ったオーク兵横からの攻撃に明らかに動揺

「オークジェネラルには魔弾全く効き目有りません」第二部隊からの報告

「無駄弾を使うな!部隊は雑魚オーク排除だけに努めよ」タイジ

周囲は頭を打ち抜かれたオーク兵の死体が積み重なっていく


「敵オーク兵屍を盾に我ら第一部隊に接近してきます」報告

「隠密魔法を発動してるのになぜ我らの位置が分かる?」ケン

「オークジェネラルの察知能力、我らの殺気を感じとれるのだろう」タイジ

「よし、予定通り俺以外はケンの移動魔法にて戦闘領域より離脱せよ」タイジ

「ご武運を」コトミ達第一部隊は瞬時に戦闘域から離脱完了

「うん、任せて敵の首魁さえ倒せば我が軍の勝利間違いなしだから」

「引き続き第二部隊は雑魚オークの排除頼みます」俺

「は、ですが敵もさるもの味方の骸を盾にされてるので思うように排除出来ません」

「みたところ親玉以外は残り100を切ってるからあとはなんとかする」タイジ


「さあ、我らの出番だ」

「ブシュウウウ・・・」怪しげな白煙とともに魔改造タイジ専用ゴーレム召喚


「人間、聞コエルカ?」なんとオークジェネラルが人語を話す


ゴーレムに乗り込んだタイジが返す

「おう、聞こえるぞ」


「無駄ナ抵抗ハヤメテ大人シク我ラノ糧トナレ、抵抗セズバ慈悲ヲ持ッテ食ラッテヤル」

「馬鹿者、追い詰めてるのはこちらだ、お前こそおとなしく成敗されるがいい」

「フフフ、デハ仕方ガ無イ、無慈悲ニ食ラウノミ」

通常オークの3倍以上のオークジェネラル、体長は10mを超えてる

我がゴーレムもゆうに5mは超す巨体


「ブン」手始めにぶん殴って来た

「ドシーン」オークの一撃を受けた我がゴーレムだが少し後ずさりしただけで物理攻撃には屈する事はなかった。

とっさに放たれたオークジェネラルのその拳を受け止めてゴーレムの両腕で捕まえる

「今度はこっちの番だ」我がゴーレムは掴んだオークジェネラルの右腕をひねり体の回転を使い振り回す。「ブンブン」なんと倍あるオークジェネラルだが右腕を掴まれて振り回される


「ヌ・・・」


ぐるんぐるんオークジェネラルを振り回す高速回転させて勢いを増す

ハンマー投げの様に高速回転するオークジェネラル、頂点に達し腕を離す

「ブーン」天高く放物線を描き遙か彼方にオークジェネラルは吹っ飛ばされる・・・あっけなく完勝か?


だが空中で態勢を立て直すやいなや猛烈な勢いでタイジゴーレムに逆に体当たり

「ズドーン」逆にタイジゴーレムは20m位吹き飛ばされ煙が舞い上がる

「パンパン」と足を払って両者が立ち上がる。どちらも無傷

「ホウ、人間ヤルナ」

「さすがはオークジェネラルだな」

「フフ、何ヲ勘違シテルノダ」

「??」俺


「我ハ、オークジェネラルデハナイ、オークロードデアル」

「ぐ、SSS級魔物のオークロードって訳か・・・」

「イカニモ・・」

「我が国をどうするつもりだ」?

「我ガ国?、ソンナ事ハ知ラナイ、我ハ人間ヲ滅ボスノガ使命」


「召喚主の命令は無視か?」

「我ヲ呼ンダ愚カナ魔道士ナドハ全員食ッタ、国王ガナニヤラ我ニ命ジタガ国王モ食ッテヤッタ、ココニ来ルマデニ隣ノ王国軍トヤラハ我ガオーク軍ガ全員食ッテヤッタ」

「馬鹿な・・隣国といえば数十万の国民がいたはず」

「平民ハ貴重ナ食料マダ生カシテアル、兵隊2万ハ食ッタ」

「これは想定外、隣国の侵略戦争では無かったのだな」

「シラヌ、我ニハ関係ナイ我ハ同胞シカ助ケヌ」


「だが、お前の野望もこれまでだ同胞とやらのオーク共は殆ど壊滅したぞ」

「我ガイレバイクラデモ再生デキル」オークロードには再生スキルがある

「一騎打ちで倒せば済むこと」

「デキルカナ?」

再び組み合う我がゴーレムとオークロード、しかし物理攻撃では互いに致命傷は与えられないことは分かってる


「カオスイーター」ついに必殺技をオークロードが詠唱

「ベルゼビュート!」俺は必殺技返しの必殺技を詠唱

「ナ、ナンダソノ魔法ハ」


「カオスイーターの改良系で食らう者を食らう反撃魔法さ、カオスイーターを発動させた者の魔力を逆に吸い取る究極魔法」

「ヌオオオオオオッ・・・・」吸い取れたのか?

「ガハハハハ、全然効カヌゾ」仁王立ちのオークロード

「やはりオークロードには状態異常無効スキルがあるって事か」俺

「今度ハコチラノ番ダ」

「ハイパーカオスイーター」オークロードが叫ぶと尋常ならざる力が働く

なんと時空が歪みねじれた螺旋の中に我がゴーレムが吸い込まれていく


「うわあああ・・・」

「シュシュシュ・・・シュポン」ゴーレムは姿を消した

「コノ世界にSSS以上ノチカラハ存在セヌ、当然ノ勝利デアル」

ドヤ顔のオークロード。これでこの世界で対抗する者は居なくなった・・・のか?


「やはり想定通り詠唱魔法はオークロードには効かないな」

どこからか声が聞こえてきた

「ヌ、・・・イッタイドコニイル」キョロキョロと当たりを見るオークロード

「おまえ、召喚されたのなら召喚主から名を受けたのだろ?最後に聞いておく」

「フハハ、モハヤ実体ヲ失ッタ敗者ガ何ヲ言ッテル・・マア良イ我ガ名ハズメル、冥土ノ土産ニ教エテヤロウ」ズメル


「ダガドウヤッテコノサキ戦ウ、精神体ノオ前ニ何ガデキルトイウノダ?」

「吸い取られたのはゴーレムだけだからな。俺は別の場所から遠隔操作してた」

「ナ、何?ソレコソ笑止千万。遠隔操作デゴーレム操レタ所デ勝負ニナランゾ」

「いや、お前の弱点を知れたよ」

「負ケ犬ガホザクナ、我ノ前ニ出ルコトモ出来ヌ臆病者メ」


「お前の目の前にいるさ」

「透明化シテ見エナクシタトコロデ我ニ傷一ツ付ケラレマイ」

「視覚操作無効!」ズメルが魔法発動


「フフ・・コレデオ前ノ気配ハ察知シタ、透明化シテモ無駄デアル」

「この瞬間を待っていたのだ。魔法発動の瞬間お前の弱点が晒されるのさ」

「ナ、ナニ?」

光の速さでダッシュしたタイジが魔剣をズメルに貫く

だが刹那俊敏なズメルは間一髪タイジの魔剣をかわす

「フ、オ前ノノロマ剣ノ太刀筋ナドハナシニナラヌ」

のはずだったが


「グググイーン」タイジの魔剣はいきなり伸びてズメルとの間合いを詰める

「バ馬鹿ナ?伸ビル剣ダト」

いやちがう剣が伸びたのではなくタイジの体が鋭く伸びて剣を貫いたのだ

切っ先がズメルを突き刺す・・・その瞬間閃光が放たれ一瞬でズメルは吸い込まれる

「バ、バカナ・・・状態異常無効ノ我ガ何故??」

「ギャアアアアアアアア」悲鳴とともにズメルは剣に吸い込まれてしまった

「詠唱魔法は全て無効にする力も魔剣による直接攻撃には適わない」タイジ


あっけなくSSS級の史上最悪級オークロードは退治された?

「あるじ、おみごと」ケンが思念通話で称える

「だが、オークロードを退治したわけではない、この剣に封印したにすぎない」

「ですが封印を永遠に解かなければ退治したのとおなじでござる」ケン

「それよりも見ろこの剣」光学的にはあり得ないはずなのに剣全体から黒い光いやオーラが吹き出てる、禍々しい威圧感。

「は、恐るべき魔剣の誕生でござるな」ケン


「うん、カオスイーターの上位種を発動出来るからいつでも敵の能力全てを吸い取り魔力に変えて反転攻撃に使える。これはあらゆる敵に応用出来るよ」

「うーん素晴らしい剣ですが・・剣が届かなければ無用の長物ですな」

「それを言うなよ、つまりは俺の腕前次第って事だろ?」

「は、もっともっと精進せねばその魔剣を活かす事は出来ませんな」ケン

「宝の持ち腐れと言われないように頑張るよ」

「それでこそあるじ」


「それとは別にその魔剣には新たなる付加価値が付いてますぞ」

「え、?どんな?」

「無限牢獄の応用で我のアイテムBOX以上の高性能収納性を得た様です」

「中でも一番の能力は物理攻撃SSS級でござるな・・」ケン

「うん、アンチマジックエリア内であってもこの剣の剣技は封印されない」タイジ

「正に化け物剣の誕生でござる・・あるじのあたらしい相棒でござるな」


「馬鹿いうなよ俺の相棒はケンだけだ」

「しかし、能力は我を上回ってますぞ?」

「ケンの最大の武器はコピー能力だろ?今すぐこの剣を飲み込んでケンの能力に取り込んでくれ。そして複製を俺に頂戴w」


「なるほど、ズメルの魂は我が管理する、つまり永遠に語り継がれる」ケン

「頼んだぞ、俺の後にも大事な仕事として伝承するのだ」


「何百年先の事となるやら・・・」ケンがボソッと独り言

「馬鹿な事言うなよ、俺の寿命なんてせいぜいあと7~80年だろ?」

「ふ、いずれ分かりましょう」


「しかし、複製なのに実に禍々しくて不気味な剣ですな」コトミ

「フ、フザケルナ・・・我ヲナンダト思ッテルノダ」剣がいきなり返す

「どうやらコピー剣ですが我の体内に収まるオークロードからの思念通信で勝手にしゃべる様になってますな」ケン

「こっこれってまだオークロードの意思が残ってるの?」ケイ

「封印の力により暴れることは出来ないですな」ケン

「悪たれついてるだけさ」意に返さないタイジ


「ワ我ハオ前ナドアルジトハ認メテナイ」

「だが封印されてなにが出来る?」

「体ハ支配サレテモ心ハ支配サレナイ・・・イツカココカラ抜ケ出テヤル」

「ま、せいぜい毒づいてろ」タイジ

「ク・・・」

ちなみにザビル村を襲った別働隊のオーク達はオークロードが封印されると同時に呪縛が解け戦闘意欲を失いその場で武装解除、全戦闘域で生き残った六百と非戦闘オーク1千近くが捕虜となったがその後封印されたオークロードの指示により在所に戻された、襲撃によるお咎めは一切なし生存したオーク達の全てが許され今後人間を害しない事を条件に人里離れた山奥での生存が許された。オーク達は涙して感謝、人類との共存共栄を誓ったのだ。


これで一件落着?したのか?


オーク事件の決着だけは急いで書き上げましたm(__)m


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