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彼女の返事

 ここからが勝負だった。付き合いをしてもらえなければ何にもならない。


「これから付き合ってもらえますか?」緊張しながら彼女に聞いた。


「いいよ」彼女はそう答えてくれた。良かった。嬉しかった。


自分のすみかの電話番号のメモを手渡した。


彼女も、家の電話番号を教えてくれた。


今では、携帯電話があるが、その時は固定電話しか持っていなかった。


この当時は、紙切れで教える方法が当たり前だった。



 初めてのデートの約束を取り付けた。4日後の日曜日、この場所で彼女を待つことにした。


嬉しさで気持ちがいっぱいになった。


彼女は、薄暗い道を家に向かって帰る。


車のドア越しに彼女と別れの挨拶をした。


幸せな気持ちで彼女と別れた。


国道に出て、すみかに向けて車を走らせた。


その時の嬉しかった気持ちは、今もはっきりと心に残っている。

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