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結婚を前提として

 次のデートは、12月に入ってすぐだった。


彼女からプロポーズの返事はもらえなかった。


「君が決心するまで待つから、結婚を前提として自分と付き合ってほしい」 と彼女に話した。


「うん、分かった」 彼女は、笑顔で答えてくれた。同意してくれた。


これから、正式な付き合いという感じだったろうか。


誰に言うわけでもないが、「彼女」と言っていい感じは嬉しかった。


後で聞いた話では、彼女はネックレスを付けてくれていたそうだ。


「彼から貰ったんよ」そう言って、嬉しそうだったと。


おじさんの奥さんが、彼女の職場に行った時に見せてくれたらしい。

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