異世界連鎖

「はい、じゃあ異世界に送ります。頑張ってきてね。……え～と、次は？」

　神は天使へ尋ねた。天使は書類を眺めながら神へ報告する。

「はい、いつものトラック事故の学生です。お願いします」

「いい加減多くない？　毎回毎回送るのも疲れてきたよ」

「神なんだからサボるな」

「え、当たりきつくない？　私、神だよね？　う～ん……あ、そうだ。いいこと思い付いた。次の人、呼んで」

「どうせ碌なことじゃないですね。分かりました」

　天使が不慮の事故で死んだ学生を連れてくる。このまま異世界へと転移か転生させるのがいつもの仕事だが、神は別のことを学生へ提案した。

「君、神にならない？」

「はい、じゃあ異世界に送ります。頑張ってきてね。……え～と、次は？」

　神は天使へ尋ねた。天使は書類を眺めながら神へ報告する。

「はい、いつものトラック事故の学生です。お願いします」

「いい加減多くない？　毎回毎回送るのも疲れてきたよ」

「神なんだからサボるな」

「え、当たりきつくない？　私、神だよね？　う～ん……あ、そうだ。いいこと思い付いた。次の人、呼んで」

「どうせ碌なことじゃないですね。分かりました」

　天使が不慮の事故で死んだ学生を連れてくる。このまま異世界へと転移か転生させるのがいつもの仕事だが、神は別のことを学生へ提案した。

「君、神にならない？」