私のモノを何でも欲しがる女の子がいるの!
私の幼馴染の女の子に、何でも“私のモノ”を欲しがる女の子がいるの!
私が子供の頃、凄くお気に入りの傘があったのだけど、、、?
その女の子が、私に言ったのは、、、?
『ねえねえ? みはるちゃん! みはるちゃんの傘とわたしの傘換えてくれない?』
『えぇ!? 嫌だよ~私この傘! 凄く気にってるから! 絶対にダメ!!!』
『ふーん、分かった! じゃ~いいよ! ごめんねみはるちゃん!』
*
次の日、また雨が降っていて、、、。
私のお気に入りの傘が、帰りになくなっていた、、、!
私は、先生に傘がなくなった事を言ったのだけど、、、?
何故か? 先生は、オドオドしながら私にこう言ったの、、、!
『ねえ、みはるちゃん? 傘の事は、もう忘れなさい! みはるちゃんの
ママにまた新しい傘を買ってもらえるように、先生からもお願いしてあげ
るから、、、! ねえ! 分かったかな、、、?』
『・・・えぇ!? どうしてなの? 先生! 私の傘、なくなったんだよ!』
『・・・ごめんね、先生にはどうする事も出来ないのよ!』
『先生、どうして、、、? もう泣かないで!』
『ごめんね、ごめんね、、、。』
『・・・もういいよ! お母さんに、新しい傘買ってもらうから!』
『ごめんね、みはるちゃん!』
『・・・・・・』
▽
あの時の私には、先生の言った事が良く分かっていなかったの、、、!
少し大きくなった私が、やっとあの時の意味がよく分かる時がきた、、、!
私の幼馴染の女の子の名前は 『寺島 あいみ』 お父さんは、地元で有名な
医者で大金持ち! お母さんはPTAの会長をしている!
その子供が、あいみで成績もスポーツも優秀な女の子で生徒会長をするような
女の子だった、、、!
・・・だから、あの時、、、!?
先生は、私に我慢しなさいと言う意味で、ああいったんだと思う...。
今になったら? よく分かる事でも、、、。
あの時の私には、全然分からなかった事だ、、、!
*
そもそも、私とあいみが仲良くなったのは、、、?
幼稚園の時から、たまたま同じクラスで横の席に座っていたあいみと
自然と仲良くなった、、、!
でも周りにいる女の子たちは、あいみを嫌がった、、、!
当時から、わがままで自分の思い通りにならないと、どんな手を使っても
自分のモノにしようとする、、、!
嘘やうわさ話も、あいみが中心になってやっていたと思う...。
何故か? 私だけが、あいみのお気に入りの友達になってしまった、、、!
中学の時も、高校の時も、大学生、社会人になっても、、、。
あいみは、私に話しかけてきたり周りの女の子にも、私と仲がイイと
言いふらしていたりベッタリとくっついてきたり、まめに連絡してきたり...。
まるで! 私と一緒にいると、、、?
メリットがあるかのように、私をいいように利用している感じだった、、、!
今までそう思った事は、、、?
数え切れないぐらいあるのだけど、、、?
私が本気でそうなんじゃないかとあいみを疑ったのは、、、?
私たちが中学生の時の事だった、、、!
私は、初めて好きになった男の子が出来て、それが同じクラスの湊クンだった!
中学2年生で、みんなの人気者って感じの男の子で、、、!
何しろ、凄く元気でいつも笑ってるような男の子だったの、、、!
・・・その事を、私は不覚にも、、、あいみに話してしまった、、、!?
『ねえ? みはるって、好きな男の子とかいるの、、、?』
『・・・えぇ!? どうして、、、?』
『いるんでしょ! わたし! みはるが好きな男の子がいる事知ってるよ!』
『なんで! 知ってるの、、、?』
『その事! 誰かに話したでしょ! 噂で聞いたから? それで、誰なの?』
『私のクラスの湊クンだよ! でもこれ内緒だよ! 絶対に言わないでね!』
『分かってるよ~わたしとみはるの仲じゃん! 言う訳ないから!!!』
『そう! 良かった!』
『これは! 二人だけの秘密だね!』
『うん!』
▼
あの時は、そう言ったのに、、、!!!
あいみは、私を簡単に裏切った、、、!
・・・1か月後には、あいみと湊クンが付き合いだしたの、、、!
あいみが私のところに、こそっと来て! 私の耳元でこう言った!
『ごめんね! みはるから湊クン取っちゃったね!』
『・・・・・・』
*
私はこんな風に、ずっとあいみに取られ続けている......。
高校の時もそうだ、、、!
私の憧れのバスケ部の大塚先輩も、あいみに取られたし、、、!
それは、社会人になっても変わらず、、、。
私の事が好きだと言ってくれた男性が職場にいたのだけど、、、?
あいみがどこで、嗅ぎ付けてきたのか分からないけど、、、?
その人が私の事を好きだとあいみが知って、その人を誘惑したらしい、、、!
気が付けば、、、?
その人も、あいみのモノになっていた、、、!
▽
私は、何度もあいみに言った事がある、、、!!!
『私はあいみの事! 友達として見てないから! もう私に付きまと
わないでよ! なんで! 私なのよ、、、!!!』
『・・・そんな言い方、冷たくないみはる? でもさ~全部許してあげるよ!
みはるは、唯一のわたしの幼馴染で親友だからさ!』
『違うよ! 私はアンタの事を親友なんかと思ってないの! いい加減にしてよ!』
『まあまあ、そんな言い方、わたしにぐらいにしか言わないでしょ! だから
許してあげるって! でも、他の方法で返してもらうけどね!』
『・・・もう! いい加減にして! 頭がおかしいんじゃないの?』
『なんとでも言いなさいよ! じゃ~また会いに来るから!』
『・・・・・・』
*
私は、こうして疫病神に憑りつかれている、、、!
私が本気で好きになった男性は、、、?
あいみが全部! 奪い取ってしまうから、、、!
私は、もう誰も愛せない、、、!!!
『誰か!? この疫病神をどうにかして、、、!!!』
最後までお読みいただきありがとうございます。