第3話 6月〜体育会〜
付き合って1ヶ月がすぎた
そして6月が来た
その6月は・・・
付き合って1ヶ月が過ぎた。
―6月―
この月は体育祭がある月だ。
僕は白ブロック、ミキは黄ブロックだった。
ミキは応援団に入った。
僕はブロック長と応援団をすることになった。
毎日毎日暑く、水を飲めばすぐ汗が出てくるような感じだ。
体育祭の練習がある3週間くらいはミキと一緒には帰れなかった。
ちょっと寂しかったがメールなどで話せたからよかった。
―体育祭1週間前―
僕はブロックのために色々頑張っていた。
中学校最後の体育祭だったのでものすごく気合が入っていた。
でもそれが裏目に出てしまった。
組体操のとき頑張りすぎて僕は左手首腱鞘炎、右手首打撲になってしまった。
理由はピラミッドが崩れ、その巻きぞいになってしまった。
医者は体育祭当日までには直るといわれたが痛みは残っての体育祭だった。
痛みには昔から慣れていたが、ミキのほうはものすごく心配していた。
メールの最初の文は絶対に『大丈夫?』だった。
僕は『大丈夫だよ』と送り返した。
―体育祭当日―
いよいよ待ちに待った体育祭だった。
ミキとは彼女の付き合いだが、この日だけは敵同士だ。
3年最初の競技はリレーだった。
僕は走るのはスキだったのでよかったが、ミキはあまり運動は良いとはいえなかった。
僕は第一走者、ミキは第六走者だった。
僕は2位でバトンを渡した。
ミキも抜かされることもなく無事この競技は終わった。
次の競技は百足競争。
この競技は特に何もなかった。
そして、ついに僕の組体操の番が来た。
両手首の怪我を負ったままの出番だった・・・
組体操は自分でも悲しいことに、ピラミッドが崩れ僕の両手首は酷い腱鞘炎になってしまった。
組体操はそれだけで終わった。
ミキは心配そうな顔で見ていたが、僕は「大丈夫、大丈夫」といって次にミキが出るダンスを見るために席に戻った。
ダンスでは自分でこんなこというのは変だがダンスをしているミキはとても美しいダンスだった。
ダンスが終わると昼ごはんだ。
でもその後は部活動行進と応援合戦だった。
僕は部活動委員長で部活動行進の先頭出歩く人だったのでものすごく緊張していた。
応援合戦のほうはそう緊張はしてなかった。
でも無事部活動行進は終わった。
ほっとする間もなく、すぐに応援団の服に替えた。
なぜかとゆうと、次は一番楽しみだった、ミキの演舞からだ。
すぐ着替え、ミキの演技をずっと眺めている僕。
思わずこんな言葉を出してしまった。
「かわいいな〜」
「だれだ、かわいい奴って?・・・」
すると、僕の後ろにはバド部の仲間のタカシがいた。
ちょっとからかうような感じだった。
「うわぁータカシ何でここに!!!」
「何でって、だた黄ブロックの演舞が気になったから見に来たら、お前が『かわいいな〜』とか言ってたんだよ」
タカシが話しているとき、黄ブロックの演舞が終わってしまった。
「おっ、おわっちゃったな」
「うっせぇ。行くぞ次俺たちだろ」
「なに怒ってんだよ」
「うっせぇ」
僕とタカシは入場門へ向かう。
僕はばれてしまったのじゃないかと心配だった。
でもそのことは今は忘れることにした。
僕の所の演舞は2位だった。
ミキの所は3位だった。
応援合戦が終わると僕とミキの番は何もなかった。
雲が流れるように時間も流れていった。
無事体育会は終わった。
僕は一つ大きな行事が終わったことにほっとしている。
「明日は休みか〜」
隣にいたタカシにゆった。
「そうだな、お前なんか用事あるのか?」
「いやねぇけど・・・」
「彼女もいねーのかよ」
タカシは笑い始めた。
「お前さっき『かわいいな〜』とかいってたやつ誘って遊びに行ってこいよ」
タケシはまだ笑っている。
でも確かにデートも良いよなと思った。
(今日メールで聞いてみよ・・・)
「うるせーよ」
僕とタカシは話しながら帰っていった。
いよいよ第3作目です
まだmだ頑張っていきたいと思っています!!!