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恋愛日記  作者: 時雪崩
12/12

第12話 最終話〜別れと新しい道〜

ミキからのメールが来なくなった・・・

 ミキからメールの返事がこなくなってから5日がたった。

 どうなったのかまったく解らない。

 どうしよう。

 また、喧嘩をしたのだろうか?

 

 ―次の日―


 学校に行くのは久しぶりのようだった。

 靴を靴箱に入れると、ミキのいる1組へ向かった。

 1組に入ると、ドア付近にミキの姿があった。

 僕とミキの目が合うと、ミキはにこっと笑い。

 

「おはよう」

 

 予想外だった。

 僕の予想ではまた逃げてしまうだろうと思っていたからだ。

 

「ミキ、何でメールを無視したんだよ」

 

 そう僕が問うと、ミキは簡単に言った。

 

「ゴメン、するの忘れとった」

 

 僕はムカッとした。

 殴りたい気分だったが、怒りを抑え無言で教室に戻った。

 教室に戻ったのはいいがどうしよう。

 もう、終わりなのかな・・・

 机に顔を伏せた。

 自分に何度も問いかけた。

 だけど答えは全部あやふやだった。

 どうしたら良いんだろう・・・

 あぁわかんねぇや。

 

 学校が終わった。

 僕は別れるのか、別れないのかとても悩んだ。

 いつもの川の河川敷に向かった。

 ミキはまだいない。

 10分くらいするとミキが来た。

 

「ごめん待った?」

 

「さっき着たばかりだよ」

 

 複雑な気持ちのままミキと話した。

 

「そっか、ってかなんでさっき無言で教室に戻ったん?」

 

 僕は心の中でかなり怒っていた。

 

「なぁミキひとつ聞いていいか?」

 

「いいよ」

 

「ミキはこれからどうしたいか?」

 

「どうって・・・どうゆう意味?」

 

「あと3ヶ月したら中学校生活も終わる。ミキは看護系の学校、僕は調理系に行くけど、このままで良いと思うか?」

 

「いやよくないけど、何でいきなり?」

 

「別れないか?」

 

 口から『別れないか?』の言葉がこぼれた。

 

「何で?」

 

「もうミキは俺を愛してない。俺ももう愛せない。だから・・・」

 

「もっと納得できるように言ってよ」

 

「だから、もう嫌なんだよ。お前が」

 

 ミキは泣き出した。

 僕もこんな事は言いたくなかった。

 でも言わざるをえなかった。

 それはもちろんさっきの事もあるが、もうひとつ、ミキは渚に恋をしているからだ

 まだそうと決まったわけではないが、ダチの情報によるとこの5日間渚と帰っていたみたいだ。

 多分メールを忘れていたのは事実だと思う。

 渚とのメールに夢中になりすぎて・・・

 多分僕と付き合うより渚のほうが良いんだ。

 負けたんだ。

 ミキはまだ泣いている。

 少したつと涙がおさまってきた。

 

「ほん・・とうに・・そ・・れで・・いい?」

 

「あぁ」

 

「わかっ・・・た、じゃ・・・・お別れね」

 

「あぁじゃあな。お幸せに・・・」

 

 ミキに背を向け僕は家へと向かった。

 自分の部屋のベットに倒れこむと涙が止まらなかった。

 あぁおわったんだな。

 いつ立ち直れるのだろう。

 はぁ。

 でも、いつまでもくやくやは出来ないな・・・

 よし頑張っていくか。

 

 そして、僕はまた新しい道を歩み始めた。


これまでよんでいただいてありがとうございました。

いろいろおかしい部分などがありましたが、これまでこの作品を書けてとても楽しかったです。

これからも書いていきたいと思いますので応援よろしくおねがします。

本当にありがとうございました!!!

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