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恋愛日記  作者: 時雪崩
11/12

第11話 分かれの前日

いろいろあった9月も過ぎたように思えたが、ミキからの返事が返ってこなくなった。


 9月も終わり、いつもと変わらない道。

 いつもと変わらない先生、友達。

 でも変わるのはミキだけだった。

 いつも待ち合わせしていた川の河川敷にもいない

 帰り道はもの寂しいものだった。

 つい5ヶ月前まではこの風景だったのに・・・

 メールを送っても返事はない。

 話しかけようにも逃げてしまう。

 どうしよう・・・

 

 僕は考えた。

 

 その結果、ケイコに頼むことにした。

 ケイコに声をかけてミキのことを話した。

 でも何かちょっと切れ気味だった。

 そして、相談にも乗ってもらえなかった・・・

 どうやらミキと喧嘩をしたみたいだ。

 家に帰り、ミキに喧嘩の事を送った。

 そうすると、10日以上ぶりにメールの返事が返ってきた。

 

「何でその事しっとるん?」

 

「友達から聞いた」

 

 そして、何故喧嘩をしたのか、何故メールを無視したのかを聞いた。

 その理由は喧嘩の原因はよくはわからなかったが、軽い遊びが喧嘩になったらしい。

 仲直りさせようと思ったが駄目だった。

 もうひとつのメールを無視した理由は、僕に喧嘩をするなっと言ったのにミキが喧嘩をして、自分を責めていたみたいだ。

 

「そんなに自分を責めるなよ」

 

「うーんでも・・・そうやね。今まで自分が情けなかったけど、喧嘩くらいは誰でもするしね。ゴメンネメール無視して。また明日から一緒に帰ろうね」

 

「うん。明日一緒に帰ろうね」

 

 久しぶりのミキとのメールだった。

 嬉しかった。

 嬉しい気持ちのまま僕は眠った。

 

 ―次の日―

 

 学校では久しぶりにミキと話した。

 やっぱりこっちのほうが楽しい。

 うんそうだ。

 ミキはケイコに喧嘩の事を謝った。

 僕はケイコは許すだろうと思った。

 だが予想外の展開だった。

 

「いや、本当に謝りよんやったら土下座してよ。」

 

 僕は一瞬前が見えなくなった。

 だがすぐに我に戻った。

 

「おい、ちょっと待てよ。なんで土下座なんだよ」

 

 ミキはちょっと泣きそうな感じで、怒っていた。

 

「なんで、誤ったのに土下座とかせないけんの?いい加減にしてよ」

 

「別にだれも謝ってとか言ってないし」

 

 その時、ミキの左手がケイコのホッペに直撃した。

 すかさずケイコがミキの左ホッペにビンタをした。

 そしてはじめてみる女性同士の殴り合い・・・

 僕はすぐにとめに入ったが、駄目だった。

 2人を離そうにも駄目、押さえ込もうにも相手は女性・・・あぁどうしたらいいんだろう・・・

 

「コラー喧嘩をしてるのは誰か!!!」

 

 怒声が響きわたった。

 バドの顧問の先生と僕が一番信頼していた学年主任の先生だった。

 すぐに2人とも指導室に入れられた。

 僕は保健室でまっとくように言われた。

 保健室では看護の先生が仕事をしている。

 そして、なぜか仕事を手伝わされた。

 ガーゼを入れ替えたり、書類をまとめたりしていた。

 そこに学年主任の先生が僕を呼びにきた。

 どうやら、喧嘩の事を聞きに来たらしい。

 僕は全部話した。

 学年主任の先生は納得しないまま指導室にもどった。

 僕は帰るように言われた。

 先に川の河川敷に行く事にした。

 

 太陽も早く沈み、風景は夜になった。

 どれくらいの時間がたっかかわからない。

 ミキは来なかった。

 かえってメールをしたが、帰ってこなかった。

 


すみません

1ヶ月も更新できなくて・・・

えーついに次話が最終話です。

更新はなるべく早くしたいですが、遅れるかもしれません。

楽しみに待っていてください!!!

なお、ご意見・ご感想を書いていただけると嬉しいです

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