あらすじ・登場人物
普段はよろず屋、実は二つの伝説の剣を持つ、傭兵ケイン・ランドールは、穏やかで無欲な彼を、伝説の戦士と信じて付いていく妖精ミュミュを連れ、旅をしていた。
魔法剣を持つ傭兵カイル、巫女で今は魔道士を目指すクレアと出会い、不思議な魅力を放つ男装の美少女戦士マリスと、相棒の謎めいた魔道士ヴァルドリューズの旅に同行する。
大国ベアトリクス王国の出身であるマリスは、大魔道士ゴールダヌスの命により、東方の魔道士ヴァルドリューズと共に、獣神『サンダガー』を呼び出し、魔物の吹き出す次元の穴を潰してまわる旅をしていた。
マリスとヴァルドリューズの目的は、
最終的には、復活する魔王との対決も考えられるのか――!?
マリスは、伝説のゴールド・メタル・ビーストの化身『獣神サンダガー』を、守護神に持つという稀な人材であるのが災いし、追われる身となる。
ケインは、伝説の剣を、彼女を守ることに役立てようと決心したのだった。
ベアトリクス王国では、女王エリザベスの息子セルフィス王子の側付き魔道士ギルシュが、セルフィスの秘密部隊を作るため奔走し、マリスと幼馴染みダンの昔の仲間、巫女マーガレットと会う。
マーガレット一行は、黒い騎士団と会い、マリスたちの居所を探す。
一方、傭兵団を率いるダンは、強化人間を倒し、伝説の勇者と噂されていた。
ラン・ファとクレアが『魔道士の塔』へ登録に行く間、ケイン、マリス、カイルは、魔道に対抗する科学者ギロック博士と対面し、科学対魔法で勝負する。
勝負は、ヴァルドリューズとの再会と同時に結着する。
ラン・ファも加わった一行は、吟遊詩人に連れられ、妖精の国へと出発するのだった。
† 登場人物 †
ケイン(18)…………………………二つの伝説の剣を持つ戦士。
本職は傭兵で、普段はよろず屋。
マリス(16)…………………………失踪中のベアトリクス王国王女。
剣と武浮遊術を操る少女戦士。
カイル(20)…………………………魔法剣を持つ女好きな傭兵。
クレア(18)…………………………元巫女で魔道士見習い。
ミュミュ【妖精】…………………ケインと旅をしてきた子供のニンフ。
ヴァルドリューズ(24)……………マリスの相棒。東方出身の上級魔道士。
ラン・ファ(26)……………………東方の女戦士。マリスの師匠。
† † †
吟遊詩人……………………………ジャスティニアスの使者。
ジュニア(1170)【魔】……………封印されていた魔界の王子。
サンダガー【神】…………………マリスとヴァルドリューズによって、
召喚される雷獣神。
グルーヌ・ルー【神】……………黒い魔神と呼ばれる神。
ジャスティニアス【神】…………ドラゴン・マスター・ソードを造った神。
フェアリア【妖精】………………ニンフの女王
ルル【妖精】………………………ニンフ
モモ【妖精】………………………子供のニンフ