GAME OVER
はじめまして。梶星流です。
初投稿なので至らない点しかないと思います。
読んでくれるだけでうれしいです。
感想や評価してくれれば、全力で喜びます。
5月。
運動会があるという学校も多い。
私が通っているN中学校も運動会シーズン真っ只中。
「運動会めんどー」とか、
「日焼けするー」とか、言う人もいる。
だが、私は文化部に入っていながらも、一応体育系女子だ。だから運動会は、給食の献立がハヤシライスの日と同じくらい楽しみだ。
運動会前は時間がすぐ過ぎる。
気づいたら、運動会前日になっていた。
今日は、放課後、運動会の準備をする。
私は力の強いほうだったので、テント張りのための鉄パイプを運んでいた。
__________________ガッシャアアアアアアアン
なにかが、倒れる音がした。
鉄パイプだった。
「大丈夫?!?!?!?!?!」
気づいた皆が駆け寄ってくる。私もその波に乗る。
鉄パイプ数本を結んでいた紐が切れて、パイプがバラバラになっていた。
一人、足を挟まれて動けないでいる。顔は見えないが「痛い!!!!!!」という声が聞こえた。
みんなで協力して持ち上げようとしたが持ち上がらない。
パイプ自体はそんなに重くないのだが、挟まれているところが何故かパイプの真ん中のほうだったため、もっと力が必要だった。
周りは、恐怖と緊張に包まれていた。
「大丈夫か?!?!?!?!?!?!」
もう一人駆け寄ってきた。
男の先生だった。体格がよい、体育の先生である。
持ち上げられるかもしれない。
少し安心していた。
だが、何かがおかしい。
よく見ると、顔がなく、つるつるしていた。
「え?」
先生には目も鼻も口もなかった。
「うそでしょ?」
思わず大きな声を出してしまった。
全員が、私のほうを見た。
「顔がない、、、、、、」
振り向いた人全員のっぺらぼうだったのだ。
私は必死に逃げた。
全員追いかけてくる。
逃げないと逃げないと逃げないと
しかし私の足は思うようには動かない。
「え、何で??????」
走っている感覚がないのだ。
「つーかまーえた。」
助けて助けて助けて
口がないのにどこからその声が出ているんだなんて、そんなことも考えている余裕はない。
どんどん引っ張られる。
助けて助けて助けて助けて助けて、、、、、、、、たすけ、、、、、て
『ゲエムオーばぁ!!』
どこからかそんな声が聞こえたような気がするが、
そこから記憶がない。
<作者雑談>
今日ね、恐ろしい夢を見たんですよ。
ちょうどね、小泉八雲さんの〔むじな〕のような、、、、、、
夢とは恐ろしいものです。
夢って何者なのでしょう。
とてもとても不思議で仕方ありません。
でも、夢の中で失敗したって、現実世界に何も影響はありません。当たり前ですが。
そう。{現実に、GAME OVERはない}
将来の夢だって、失敗したとしても決してGAME OVERではない。ステージ1からやりなおさなくていい。自分のペースで好きなところからスタートできる!!!!!
なんて前向きなことがいえる人に私はなりたい。
夢オチを一回書いてみたかったので、楽しかったです。読んでいただきありがとうございました。また、よろしくおねがいします。