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【プロットタイプ】上辺の無愛想

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

無愛想な人って二種類。

人がガチで嫌いで寄って欲しくない人。

もしくは

生真面目に向き合い過ぎて、自他共に甘さを許せない人。


まぁ、どっちかですわ。瑠衣はきっと後者。

真面目な人、というのはこの世界に何人も居るけれど、何処を切り取っても真面目、という人は傍から見ればやや変わった人に思われる事もある。度が過ぎて性格悪いと言われる事もある。

でも、一つ一つ分解して、解析を行うと、ただ真面目なだけという結論に帰結する。


瑠衣は人間の事を強く、深く愛しているが、だからこそ、相手に求めるものも非常に多い。それ故に其の境界を超えないと、人として認識してはくれない。その分、自分に対しても非常にシビアでストイックであり、信頼出来る相手でもある。

そこまで考えると、ある一人の有名人が浮かんだ。

「良い人だよね。とっても」

取るに足る質問では無かったのか、瑠衣は返事をしなかった。其れでも恐らく耳は此方を向いていて、引っ掛かればきちんと返答を返してくれるだろう。

「『牡羊座の人は一途なんです』其れに対して、『星座占いで判断する人は嫌いです』」

書き物をしていた瑠衣の手が止まる。顔を上げると機械的な瞳が私を射抜いていた。今投げ付けた独り言に興味を持った様だった。

だから私は僅かに口角を上げて、テーブルに頬杖を着く。

「どう思う?」

「真面目。真面目過ぎると言っても良いかも知れない。俺はそういう人、嫌いじゃない」

そうだろう。如何せん、瑠衣もそういうタイプだから。

この人が言いたかったのは、『人の側面はたった一つの要素だけで判断出来る程、分かり易くは無い』という事だろう。だからもっと多角的に、星座という一要素に囚われず、自分を見て欲しいという事だと判断した。

だから別に星座占いをした人の全てを嫌いなのではなく、本当に其の部分、『星座占いをして人を判断する』という部分だけが嫌いなのだ。『そこだけ直してね』という事でもある。

「そう返すと思った。似てるんだよね。瑠衣たん」

自覚、無自覚問わず、言葉足らずで、一見すると無愛想で傲慢。でもその裏では数多の思想が練り込まれている。此方が読み解かないと解明出来ない。

「職人気質の真面目な人だよ。無愛想という覆いに隠されて見えないだけで、とても……。とても……」

そう言って、私は口角を上げて、心から笑う。

「へへへ。好きなんだ。この声優さん。お声というよりか、人間性が」

その真面目過ぎる人間性が。

『何処を見ても生真面目な人を上げてよ』

と言われたら、思い当たる声優さんがお一人。


ラジオ聞いても、フリートーク聞いても、質問コーナー見ても、めっちゃ真面目。しかもゴリゴリ正論。


『責任持てないなら、生き物飼っちゃ行けません』

『ちゃんと見ていれば、そういうの感じると思うんですよ』

『適当で良いんですか? 真心を込めた言葉こそ、価値があると思うんですけど。それはね、見てない貴方が悪い』


其れを『甘さ』求めて質問や相談をしている方に直球で投げるので、相手側が折れる事も多いそうなんです。


でも何処を聞いても、考えられてる。

だから突き放す様な言葉を聞いても、『何かしら訳があって、納得出来る道理があって、こう言ってるんだろうな……』

という気分にさせられます。


相手に其れを求める分、自分にも滅茶苦茶シビアでストイックなので、信頼出来る方。嘘は絶対言わないので。

ただ言葉は足りてないことが多い。


真面目な人って、他のより真剣に考えてるから、たまにズレた回答が出るんですよ。

そういうの見るのが好きなので、瑠衣はこんなキャラ付け。


瑠衣をそういう人で書かないと。

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