第1話、さて転生を始めよう。
「さて、まずはじめにこの世界の説明をしよう
この世界は魔法が飛び交うファンタジー世界だ。
ゆえに、モンスターやドラゴンなんかも存在している。
モンスターは友好的な種族もいれば
好戦的な種族もいて好戦的なモンスターからの
被害は膨大なものらしいね。
なのでモンスターを討伐できる力をもつ人間が
とても重宝される!
なにで討伐するのかって?
それは魔法だ。
魔法はこの世界の殆どの人間が使えるらしいが
モンスターを倒せるのは魔力の高い上位魔法が
使える人間なので魔力の高い人間はそれだけで
特権階級となりあらゆる高待遇をうけれる
まぁ、人生イージーモードだ。
とまぁ、この世界のことは簡単に説明したけど大丈夫?」
楽しそうに演説しているのはとても美しい女神だ。俺は先程交通事故で死んだらしい。
本当なら同じ世界で転生できる順番を待つらしいが
暇を持て余してた女神様が
たまたま目についた俺の魂をひろいあげて
順番を待たずに違う世界に転生させて
くれるらしい。
「はい!大丈夫です。俺死んだのは悔しいんですけどゲームとかファンタジー世界は大好きで不謹慎なんでしょうけどワクワクしています。」
「そうだろ?そうだろ?この世界の転生神をずーとやってたんだけどね、だんだん飽きてきちゃってね〜
違う世界で見た君をみて閃いたんだ!
さて、転生する心構えはばっちりかい?」
なんとも美しい笑みに圧倒される。
「心構えはバッチリです。それでその魔法の世界ではやっぱり魔力高くして最強みたいな感じで転生させてもらえるですよね?」
やっぱり転生するなら王道の主人公最強だろ〜
魔力高いだけじゃなくてなんか特殊なスキルとかもつけてくれたりして〜ニヤニヤが止まらない
「もちろんだよ!魔力は王国最強。すべての属性の魔法を使えるようにしておくとも!」
全属性キター!!!これで俺の異世界ライフは明るい未来しかないな。
「ありがとうございます!思い残すことはなにもありません!異世界に転生させて下さい!」
深々とお辞儀をする。
「もちろんだよ。では素敵な人生を」
とても美しい笑顔で女神は魔法陣を
放つと光が満ち溢れた。
光につつまれる俺は最後まで女神に
ありがとうーと叫び続けた。
光が消え転生が完了したあとに女神が
「楽しませてくれよ。退屈していたんだ。」
と言ったのは俺は知る由もなかった。