会見
翌日、俺の元に大統領側近が来て俺を車に乗せた。
「バイデン大統領がお会いになります」
「いい会談になればよいが」
ホワイトハウスまで車に揺られ、俺にとっては見慣れぬレトロな街並みをみる。
ホワイトハウスの執務室まで俺は連れられ、そこで俺はバイデンと面会した。
「初めまして、大統領」
「こちらこそ、ジョンタイター大佐」
未来のアメリカは極秘に時間統括軍を持ち、各時代に送られるタイムトラベラーの身分を過去でも保証するようにダークステート議会で立法されていた。
「わたしの暗殺の兼はもう聞いている」
「今回は近日中にロシアがウクライナに侵攻するという話です」
「軍を動かせと?」
「逆です。暗殺されたあなたはロシアのスナイパーに撃たれました。ですから、ロシアに派兵しないように。ウクライナにはドローン兵器と携行武器、対戦車ミサイルや対空ミサイルを送るに留めてください。六月にウクライナの犯行が始まり、年末にはロシアは撤退を余儀なくされ、プーチンの政権は倒れます」
「わかった。コロナウィルスについては?」
「何もしないように。新しいワクチンを作ればそれに合わせてウイルスは変異します。インフルエンザのようなものです。徐々に毒性を失って少し重い風邪になりますから問題はありません。私のいた世界線では変異種が100を超え、毒性も強くなりましたが、それについてはこちらで対処しました」
「ならよいが」
「いまは中国の動きに軍が対応できるようにしておいてください」
「わかった。タイター」
「それでは、ミスター・プレジデント」
俺は敬礼をして大統領執務室を後にした。