表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犬かよ  作者: oz
8/62

餌付け1

 

   (どさっ)


 警戒している少女の目の前に鹿っぽい動物の後ろ足部分を引きちぎっておいたものを投げてやる。


 結構大きめの肉の塊を投げたため、風で火の粉が舞い上がり小さくはじける。


 火の光と少女の顔が整っているのが相まって幻想的だ。


 少女の後ろには倒れた女が寝ている。


 奴等は、予想通り俺が獲物を捕ってくる間にそう遠くには、いってなかった。

 少女の力では女を運ぶのは限界がある上、日が落ちてきていたからな。


 そして、極めつけは焚き火だ。見つけられない方がおかしい。


 てか、追われているのに焚き火って、自殺行為だと思うのは俺だけなのか?


 ここら辺は見たところ雑魚しかいなかったが少女からすると雑魚なのかは微妙なところだ。

 

さて、いまだににらんでいる少女だが、お腹を鳴らし、少し顔を赤らめている。


俺は鼻で笑い、焚き火をはさんで寝そべり、わざとあくびをして、寝ますよアピールを行ってから狸寝入りをした。


何をされるか分かったもんじゃない。


最初、少女は何かぶつぶつ言っていたが、ナイフで肉を切る音がしたところで、眠ることにした。


これでいきなり目を刺されるなんてことはないだろう。

そんなことを思いながら。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ