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犬かよ  作者: oz
37/62

楽勝

終わらせる方法?

簡単。戦うことを放棄させれば良い。

現実的には、武器破壊だ。

骨を折るのも十分に効果はあるが、加減を間違えると血が出る。

絶対に避けたい。

作戦としては、剣は攻撃時、盾は防御時に口で加えて破壊だ。いたってシンプル。


というわけで、作戦開始。


一番最初の攻撃と同じようにある程度近付いてから走りだし、これまた同じように大盾にバックキックを食らわせる。


振りをした。


実際にバックキックで蹴ったのは地面で、砂や小さい石を相手にぶつけるのが目的だ。


大盾には効果はないが、その他には効果は絶大だ。


相手は歴戦の戦士。同じ行動をした俺の行動を読んで大盾に攻撃が当たる前に、2人、シーフ系と剣盾が前に出てきていた。


大盾が攻撃を受けきるか受けきらないかの瞬間に攻撃する算段だったのだろう。


前に出てきていたシーフ系は腕で、剣盾は盾で突然の目潰しに反応していた。



まずは、一つ目。大盾。


俺は大盾の盾を上に下で齧り取り、バックステップで下がる。

総合盾面積を剣盾の持っている盾の2分の1にしてやった。

全員、驚愕の表情をしている。

良い反応だ。


追い討ちをかける。

剣盾に対して、前足ではたく攻撃を加えようとする。

大盾の方に気をとられていた剣盾は防御を選択。


俺は、はたくのを止め、体格差を利用し上の死角から盾を齧る。


武道系の奴が跳び上がって反撃をしてきたがそいつはしっかりはたき落としておいた。


続いて、太剣がなぎ払うように攻撃をしてきたため、攻撃を最小限で避け、振り終わり、スピードがゼロになった太剣を齧って破壊した。


次に俺の真横から顔に攻撃をしようと近付いていたシーフ系に目を合わせてやると、攻撃せずに下がって行った。


良い感じだ。俺が敵側だったら諦めてる。

だが、奴らからはまだやる気が感じられる。

最後まで諦めない感じですね。これ。


………

……


今、立ってるのは俺と、目の前にいる杖しかいない。

他の奴らは俺に叩きつけられ、地面に這いつくばっている。


杖は恐怖で震えて動けないようだ。

お、へたりこんだ。

何この嗜虐心を煽る存在。


口を開けて牙を見せ、よだれも垂らして見る。

お、過呼吸になった。

さすがにやめよう。


闘技場の観客は、多分だけど殺せコールしている。

うるさい。


誰が見ても戦闘は終了だ。

俺は踵を返し、自分が入ってきた場所にいき、そこでお座りした。


すると、檻が開いた。

分かってんじゃん。


俺が入ると檻は閉じ、動き出した。

…これ何で動いてるんだろう。


それはさておき、次は脱出だ。







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