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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ヤンデレ彼女と三角関係 第四章 妹:那乃編!

作者: 紅桜

第四章でーす

重い恋ですし、残酷な描写がありますが、よければ見てください。

「ねぇ、起きて、お兄、朝だよ」

身体に(主に腹の上に)重みを感じ、俺は目覚めた。そこには妹の那乃がいた。

「おい、我が妹よ、何故俺の上にいる?」

「だって、お兄がもう朝なのに起きないから、この那乃様が起こしてあげようと思ったのさ。」

そんな事を言っている那乃を華麗にスルーして俺は時計に目をやった。

「やばっ!もうこんな時間!早く学校行かないと!」

「えーーー、そんなこと言わずに遊ぼうよ。……もしかして僕以外の女の子と一緒に学校で」

「なんか言ったか?」

那乃が何を言ったか聞き取れなかった俺は、そのまま身支度を整えて、学校へ向かった。学校に着くまでに数回、視線を感じて振り返ってみたが誰もいないと言う事があった





学校が終わり、下校途中に蓮と会いそこからクラスメイトの話に発展した。

「うちのクラスの女子結構レベル高いよな」

「そだな」

俺は、あまり興味が無かったので、素っ気無く返事をしていたら、登校時と同じような視線を感じた。だが振り返ってみても誰もいない。そんなことを繰り返していたら、いつの間にか家へ着いていた。

「じゃあな晃大!」

「また明日!」

そして家のドアを開けて中を見たら、廊下や壁に血が付着していた。その量は確実に人が2人は確実死んでいると思われる量だった………………………………

そして廊下の奥に倒れこんでいる二つの物体を俺は発見した。

「これは…………」

それは俺の両親だった。そして俺はある事に気がついた。そう、妹の那乃がいないのである。

「那乃どこにいる!」

俺は那乃まで死んでいることを考えてしまい、更に恐怖心を駆り立ててしまった。そして那乃の部屋がある二階に登るための階段を上って、那乃の部屋に着いた。

「那乃!」

「お兄、お母さんとお父さんが…………」

那乃の嗚咽交じりの声を聞いた俺は更に恐怖心を駆り立てられた。そして那乃が生きていて安心した。そして俺は生きていた那乃に感極まって強い抱擁をした。

………………………………………………その時、那乃手に隠し持たれていたスタンガンで俺は気絶させられた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜そして俺が次に目が覚めたのは、俺の知らない天井の高い部屋のベッドの上だった。そして、その部屋には俺のありとあらゆる写真があった。そして、ここには俺と那乃の二人がいる。

「何故こんな事をしているんだ那乃!」

「なんでって……そんなの僕とお兄が幸せになるためだよ?僕はね、ず〜とず〜とこの日を待っていたんだよ。」

「もしかして、玄関の前で、倒れていたお母さんとお父さんを殺したのも!?」

「そう……僕だよ!」

那乃は笑っていた。しかしその笑みは、普通の笑みではなく、狂気的なもっと恐ろしく、悍ましい、狂ったもののするような笑みだった。その顔はいつも可愛く俺と一緒にいた那乃とは思えない程狂気に歪んでいた。

「なんで……何でこんなことを!?」

「しょうがないなお馬鹿で可愛いお兄の為に教えてあげる❤︎…………僕とお兄が幸せになる為には、まず邪魔だったお母さんとお父さんを殺さなきゃならなかった。お母さんとお父さんは、僕がお兄を愛している事を知っていたんだよ。それで、僕にそれはダメなことだって言ってきたんだよ。僕はそれを聞いてこの人達は僕の……僕達の愛を邪魔しようとした。だから殺したんだよ!」

那乃の顔は、声は憤怒を宿していた。そして瞳はどこか遠いところを見ているような虚ろな眼光を宿していたのだ。

「なんの話だ?……お前が俺のことを愛している!?…………」

『俺が最近感じていた、那乃の視線の違和感はこれだったのか!?』

「お兄、最近視線を感じてたでしょ?」

「なんでその事を?………………もしかして?」

俺は凄い恐怖していた。その恐れていることが今実現しようとしていた。

「そうだよ。僕の視線だよ。僕はね、どんな時もお兄のことを見てるんだよ。登校してる時も、下校してる時も、家で漫画見てる時も、お風呂に入ってる時もね。だからお兄は、僕の所有物ものなんだよ。」

那乃の狂気的な笑みは俺の膨れ上がった恐怖心には耐えられるものではなかった。そのせいで俺は…………

「俺はお前の所有物ものでもないし、それに…………俺には彼女もいる!」

言ってはいけないことを口にしてしまった。

「何を言ってるの?…………お兄に彼女?…………そんなのいるわけないじゃん!だってお兄は僕の僕だけの所有物ものなんだからね。」

「何を言っている!俺には真優と言う名前の彼女がいるんだよ!」

その時の那乃の顔は今までないくらいに歪んでいた。

「ふざけないで!その真優って女……………殺してやる!」

そう言うと那乃は、この得体の知れない場所のドアを開け、飛び出していった。

『どうする。まずこの場所を把握しなければいけないな。此処は何処だ?この天井は、見覚えがあるぞ…………そうだ!ここは昔妹と……那乃と一緒に作った秘密基地だ!。』

そうここは小さい頃に近くの森の中に作った、秘密基地だったのだ。ここの近くには、誰も住んでいなく、人通りも少ない誘拐にはもってこいの場所なのだ。

『あいつ、覚えていたのか。…………って感心している場合じゃないな!。真優が危ない。真優は大丈夫なのか?』

そして俺はベッドの上に拘束する為に使われていた縄を解くために試行錯誤していたが無理だった。そして時間は無情にも過ぎていった。そして外からは一つの足音が聞こえる。…………ガチャ

「お兄、ただいま。あの真優?て女。醜い格好にして殺してきたよ!どう?嬉しいでしょ?」

そして那乃は真優だと思われる。女性の死体を俺の横に投げ捨てた。女性のそれは、余りにも無残で醜くなっていた。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………真優が……………真優がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

この部屋に俺の絶叫が響いた。そして俺の心は次第に壊れていった。

〜〜〜〜〜〜一週間後〜〜〜〜〜〜〜〜

「那乃、好きだ!大好きだ!俺から離れないでくれ、もうお前しかいないんだ。お前以外の人は要らないから、絶対に離れないでくれ。」

一週間で俺の心は完璧に壊れた。俺は一週間の中で、あらゆる地獄と言っても過言ではないような、辛いことや苦しいことを味わった。まず始めに大切な人が全員殺された。そして俺を洗脳するかのようにずっと那乃に愛してると吹き込まれ、寝る間もなく、俺は絶叫した。そして俺の前にはずっと両親と真優、更には千寡、蓮の死体まで置かれた。そして俺はその中で、那乃と生活していた。そして死体を見る、絶叫するの繰り返しで俺の心は完全に壊されたのだ。いつしか俺は誰も大切な人がいない中で唯一の家族である那乃に依存するようになっていた。それは必然で那乃の計画の一部だったのだろう。

「大丈夫だよ。お兄。お兄は僕の所有物ものなんだから、僕からは絶対に離れたりはしないから。…………これでお兄も僕の所有物ものやっと……やっとで僕とお兄は結ばれるんだ。」

また那乃は狂気的な笑みを浮かべていた。…………………………………………

そして俺と那乃は結ばれる事になった。俺は秘密基地で一日中過ごしている。俺は、今は那乃に世話をされて生きている。もうどんな女子とも近づかず、喋らず、見ないと言う生活をしている。俺はもう目もないし、腕も足もない。けれど俺には那乃がいる。もう俺は那乃と生きて行くと決めたのだから。……………………………………最後に那乃からは凄い血の匂いと何かの焦げた匂いが漂ってきたのはまた別のお話。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜FIN〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

また第5章書くと思います。よろしくお願いいたします。

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