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凍り鬼  作者: greed green/見鳥望
二章 死人の手
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凍り

 暗い部屋。

 ひとり。

 いつもひとり。

 ひとりがいいからひとりでいるし、ひとりでしかいれないからひとりでいる。

 誰も邪魔しない。誰も関わらない。

 そうするのが一番だ。

 そうしないといけないんだ。


 僕は、怖くて仕方がなくなった。

 世界が。人が。何より、自分が。

 

 こんな事になるだなんて思ってもなかった。

 僕が悪いのか。

 本当に僕のせいなのだろうか。


 でもあの時皆は、僕の方を見ていた。


 お前のせいだ。お前のせいだ。お前のせいだ。


 僕は、どうなってしまうのだろう

 僕は、どうなっていくのだろう。

 

 僕は、どうすればいいのだろう。



 僕は、生きてていいのだろうか。

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