前へ目次 次へ PR 19/70 鬼の誓い 部屋に戻り、電気をつける。 「……ふっ」 彼女もこれで終わりだ。 今もまだ暗い路地に一人、何も出来ずに佇んでいる事だろう。 何故自分が。そう訴えるような彼女の瞳はひどく愚かだった。お前がやった事だろうと言ってやりたかった。 ずっと脳裏に焼き付いている。 あの光景を見た瞬間ではない。彼の死をもって、後にその時の光景が何度もフラッシュバックするようになった。 グラウンドにぽつりと残るあの姿。 まだ終わりじゃない。 一緒に、無念を晴らそう。 姿なきあなたに、改めて誓った。