表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

そのいち

猫のトイは、いつも眠っている。

いつもマイちゃんのベッドですやすや、すやすや。

でも、マイちゃんはそれを怒らない。

マイちゃんは、トイのことが大好きだからだ。

トイと言う名前は、マイちゃんのお父さんとお母さんがつけた。マイちゃんが初めてトイ(まだ名前はなかった)を見たとき、マイちゃんが

「オモチャみたい」

と言ったのを面白がって、トイと名付けたのだ。マイちゃんの家族はみんな、この名前を気に入っている。


その日は、マイちゃんの誕生日だった。

マイちゃんは、朝から家族みんなに誕生日おめでとうと言われて、夕ごはんの時にケーキとプレゼントが貰えることになっていた。

お母さんに、

「今日はマイちゃんはお客さんなのだから、夕ごはんの時間になるまで遊んでらっしゃい」

と言われたので、マイちゃんは部屋で大好きなトイと一緒にいることにした。

トイは、いつも通りマイちゃんのベッドの上で寝ていた。マイちゃんが呼んでも返事をしなかったけど、マイちゃんにはトイが一緒にいていいと言っているように感じた。それだけトイのまわりの空気が優しかったのだ。

マイちゃんはトイと一緒にベッドの上でゴロゴロしていたけれど、そのうちやっぱり眠くなって、すやすや、すやすや。トイの隣で寝てしまった。

マイちゃんの隣で、トイの髭がピクリ、と動いた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ