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いじめなくそう隊

「いじめなくそう隊でぇ-す、いじめにあっている人、見たっていう人、

なんでも相談してくださーい、いつでも相談にのりまーす」

 早朝、武宮ひかる率いる生徒会の面々が校門でビラを配る

 竹宮ひかる、天性のリーダーシップの持ち主、高2ですでに生徒会長  

 今回の「いじめなくそう隊」もひかるの発案、いじめを教師に頼るのではなく

 生徒の力でなくしていこうというのが狙い、こうして実行している

 ただ「いじめなくそう隊」というネーミングにはダサイという意見もあったが

 …

「はい、これ読んでねー、いつでも相談にのりまーす、あ! そこの君? 顔色

悪いよーいつでも来てねー」

 ひかるがてきぱきビラを配る、その横で生徒会と関係ないてんもビラを配ってい る、ひかるとは同じクラスで友達、それでやらされている

 一応、ビラは配っているが目はうつろ、顔は死んでいる

 やがて後ろのカベにもたれうとうとし始める

「こらー、てん! 寝るなー!!」

 気づいたひかるがてんの耳元で叫ぶ

「だってー…昨日…寝かせてくれなくてー…」

 とてんが目をこすり眠そうにつぶやく

「え? なにそれどういう状況?」

 ひかるが変な想像をしてたじろぐ 

「いやー…ま…勉強…っても学校の勉強じゃないんだけど…」

「ぁ…そう…でもさ、これはいじめをなくしてみんなが楽しい学校生活を送るための運動なんだから、がんばろっ!」 

「ほーい…わかったよう」

 そしてビラ配りが再開する、てんもビラを配るが、カベにもたれ半分眠りながら 器用に配る、周りのみんなもその奇異な姿を凝視した













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