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ひかる、限界
「「てん…リトルポラって知ってる?」
休み時間、ひかるがてんに生気のない声で聞いてくる、顔も若干元気がな い、老けた? 感じ?
「リトルアマポーラ?あぁそれなら3歳の時、クラッシックは勝てなかったけどエリザベス勝っちゃっタキオンの子で…」
「ああーもういい、アマポーラじゃなくてリトルポラ!もう、あなたたちの話はマニアックすぎて頭がいたくなる
と机に頭をかかえて突っ伏す
「…自分から聞いてきたくせに…」
てんが唇をとがらす
「もうだめー、ほのかさん、私の手におえないよー、話あわないし、わけのわからないアニメの話するし、もう限界、かえさんたちの気持ち、わかるよー」
「…やっと気づいたんだ…」
「え?」
「言ったでしょ、最初っからムリだったんだって」
「じゃ、じゃあどうすればいい、ほのかさん、あのまま一人にできないし、ほっとけないしー」
「じゃ、捜しに行こ」
「な?なにを?」
「ほのかさんの居場所」
「…」