健康で美しく健やかな毎日を目指して
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身体だけではなく、
心の健康も保ちたいよね。
そんな思いから、こんなことを考えました。
情心同源 ― 心を形づくるのは、日々触れる“情報”
「医食同源」という言葉がある。
――身体の健康を左右するのは、日々の食事だよ――
では、心はどうだろう。
家族との会話、ニュース、SNS、音楽、映画、街の空気。
あるいは、誰かのひとこと、知らぬ間に浴びる視線、ネットの噂。
食べ物を選ばなければ、身体が不調になるように、
心もまた、受け取る情報の質と量によって調子を大きく左右される。
私はこれを 「情心同源」 と呼びたい。
・情報にも“栄養素”があるとしたら
もし情報を食べ物にたとえるならば、
そこにはやはり栄養と毒、バランスという概念があるはずだ。
1. 心を育てる「基礎情報素」~心の主食
野菜や良質なタンパク質のように、
毎日摂ることで心を安定させる情報。
落ち着いた対話
読書で得る教養
自然や芸術に触れる時間
人の優しさを感じる出来事
適度な知的刺激
これらは、心の“土台”を静かに強くする。
2. 少量で効く「微量情報素」~心のビタミン
ビタミンのように、少しでいいが欠かすと不調になる情報。
ユーモアや笑い
感謝や承認の言葉
遊び心
好奇心をくすぐる小さな冒険
これらは、心に“ハリ”を与えてくれる。
3. ほどほどが大事な「嗜好情報素」~心のスイーツ
甘いお菓子のように、楽しいけれど摂りすぎに注意するもの。
エンタメ系SNS
暴露系やゴシップ
早すぎるニュースの追いかけ
過剰な情報収集癖
適量なら息抜きになるが、
過剰摂取は心を疲れさせる。
4. 心を蝕む「情報毒」 ~心に炎症を起こすもの
体に害をなすトランス脂肪酸のようなもの。
他人への攻撃
過度な批判
不安や怒りを煽る報道
ネット上の対立・分断
偏った意見だけで構成された世界
これらは心に慢性的な炎症を起こす。
・ 映画『JOKER』が描いた“情報素の破綻”
アーサーという一人の男が崩れていく物語は、
まさに 情報素のバランスが完全に崩壊した世界の縮図 だ。
・社会制度という「基礎情報素」の欠乏
→ 支えてくれる人も、正しい制度にアクセスするための情報もない。
・承認という「微量情報素」の欠乏
→ 誰からも肯定されず、笑顔も温かい言葉も届かない。
・嘲笑という「情報毒」の過剰摂取
→ 嘲笑、暴力、無関心、誤解、嘘、社会的排除。
アーサーに届くのは、心を蝕む毒ばかりだ。
体に例えるなら、
必要な栄養が完全に欠けたまま、毒だけを毎日強制的に摂らされ続けるようなもの。
アーサーの崩壊は「心の栄養失調と情報中毒」の結果であり、
情報の栄養バランスを整えられなかった悲劇だとも言える。
・ バランスのよい「情報素」を摂るとどうなるか
心の食事が整うと、
人は自然に以下のような変化を手に入れられる。
1. 感情が安定する
情報毒に触れる頻度が減り、
不安・怒り・比較といった心の炎症が治まる。
2. 思考がクリアになる
基礎情報素が満ちると、
「何を信じるか」「どう行動するか」を自分で選べる。
3. 人間関係の質が上がる
微量情報素(ユーモア・承認)が満ちると、
人にも優しくなれる。
4. 生活の活力が戻る
情報飢餓が解消され、
新しいことに挑戦する意欲が湧く。
5. 自分らしい人生リズムが整う
情報を選ぶ力が育ち、
心の“食環境”を自分でデザインできる。
・実践に向けて
1日の“情報の食事”を振り返ってみよう。
何を摂り、何が多すぎ、何が足りなかったか。
そして、明日は少しだけ、心を整える情報を選んでみる。
「心は、世界のどこに耳を傾けるかによって、その形を変える。
“何を摂るか”を自分で選択することは、心の自由を守る行為と言える」
・ まとめ ― 情心同源は、誰にでも必要な“心の栄養学”
現代社会は、食べ物以上に「情報」が氾濫している。
だからこそ、心の健康を守るには
情報を選ぶ力 が欠かせない。
何を摂るか
何を控えるか
何を避けるか
それを意識するだけで、
心は驚くほど軽く、しなやかに回復していく。
身体が食でつくられるように、
心もまた、日々摂る情報でつくられる。
その事実を忘れずに生きていくことこそ、
現代を生きる私たちに必要な “情心同源” の智慧なのだと思う。
例え身体が病を負っても
心は健康だ、と
胸を張って言えたら、かっこいいよね。




