第一話 「おさななじみ」
僕は結城政宗。
僕の朝は、おさななじみたちが起こしに来るから始まる。
真姫「政宗!!起きなさいよ!!」
彼女は朱雀真姫。右隣に住んでいる。
杏「…政宗。遅刻する」
彼女は秋本杏。向かいに住んでいる。
結子「あ、あの…」
そして、最後に彼女は東結子左隣に住んでいる。
真姫「何よ結子」
結子「はぅ…。ち、遅刻しちゃうよ…?」
杏「…7時45分。あと15分しかない」
政宗「やばっ!!着替えないと!!」
杏「私、手伝う」
政宗「えっ////!!」
真姫「なっ!あ、あたしが手伝うのよ!!」
結子「わ、私も手伝う///」
おさななじみたちはケンカを始めた。
現在の時刻、7時50分。
部屋からそっと出て、廊下で着替えた。
要「お前も大変だな」
高校二年生の姉、要がニヤニヤして喋ってきた。
政宗「…まぁ」
要「それより急がなくていいの?もう55分だけど」
政宗「え!?もうそんな時間!?」
部屋の扉を開けまだケンカしている三人を呼んだ。
政宗「結子、真姫、杏!!遅刻するよ!!」
真姫「急ぐわよ!!」
僕達は走った。学校までの長い道を。
着いた時刻は8時5分。5分遅刻したが、まだ担任は来てなかった。
僕は席に着いた。
僕の右隣は真姫。左隣は結子。前は杏だ。
一限は国語だ。