【プロットタイプ】足掻け!!
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
絶望的に長編向いてない( '-' )
長編に相応な壁がある。どれだけプロットの通りに書こうとしても、道から外れる。山場の作り方が単調でつまらない。後半になるに連れて、話が萎んでいく。
そう、頭を抱えていたら、瑠衣が黙って私の方を見詰めていた。
瑠衣は悩んでいる、困っている、苦しんでいる人間に興味を持つ。山に当たった時の人間の対応を愛しているのだ。
だから瑠衣の側から助言を行うこと自体少ない。例え与えたとしても非常に分かりにくい。けれどもまぁ、物は試しに振ってみよう。
「瑠衣、長編書く時どうしてる?」
「お前も長らく携わっているのだから、書き方の基本は分かっているだろう」
執筆に関する事だから、相応に興味を持ってくれている。けれども答えを返さない時点で、『答えは自分で考えろ』という事だろう。
ではもう一つ。彼の興味を引くことを。
今悩んでいる悩みを投げてみる事にした。プロット通りに行かない。話が単調、そして弛れる。話ている間、瑠衣は黙って物を書いていたけれど、終わると同時に口を開く。
「『プロット通りにいかない』の逆を言えば『プロットは書いている』事だろ。
取り敢えず最後まで書け。その後でまたプロットを書き換えて再編成しろ。話を盛れ」
書きながらもぶっきらぼうにそんな答えが帰ってきた。
足掻く人間が大好き。だからそんな相手にはちゃんと相応に向き合ってくれる。
「諦めるのは早いだろ」
其れはその通り。瑠衣が嫌いな人間は本気じゃない人間。力の出し惜しみをする人間。だからもう少し、足掻いて見ることにしよう。
「瑠衣さんって、長編得意ですか?」
諭羅の妹の見てやってると声が掛かった。見てみると筆が止まっている。上手く行ってない様だった。
流石、彼奴の指導を受けただけの事はある。長所は疎か、短所まで似せて気やがった。
「短編のが得意だな。……生きているうちに完成出来るかも分からんしな」
足掻いているうちに、再構成を繰り返しているうちに絶筆しそうなんだよ。まぁだからのそ、魅了されて止まない訳だが。
「お前の兄貴にも高校時代伝えたが、駄目だと思っても書け。話はそれからだ」
もう絶望的に長編向いてないよ(´°‐°`)
そう弱音言う度に『あ゛? まだ終わってねぇだろ』というイライラビキビキな瑠衣の顔が浮かびます。
ちなみにプロットタイプ七割ぐらい終了。
悩んでいる点は諭羅が述べたこと全て。もう全て。
あと人格から来る整合性のズレ。
『お前もっと強ぇー奴じゃんっ!! ※諭羅妹へ』
またプロット作り直そうかな。※これで10は超えてる。
それでまた納得いかないところ書き直そうかな。
瑠衣の執筆の由来は『生き様を残す為』ですが、『納得出来る最高傑作を残す』のもありそう。
前に書いた作品のリメイクも行ってそう。
もう余命短いし、途中で終わらせるぐらいなら、お前達をより完全な状態への押し上げてやる。
と思っててもおかしく無さそう。
女々しさとは遠いところにある創作部ガチ勢。