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新米ヒカセン、現る(´・ω・`)

 2020年、新型ウィルスにが大流行し人々の生活は自粛を余儀なくされた。

そんな暗い世の中を吹き飛ばさんと、スクウェア・エニックスからリリースされているRPGゲーム「FINAL FANTASY 14」のユーザー数が爆発的に増えた。


 そして例に漏れずわたしも流れに乗じて始めた一人だ。


「髪は長めで、色は~、白髪かなぁ~。」


 それはわたしのトレードマークのようなものだ。キャラクターエディットできるゲームはすべて白髪、名前は…。


「いつも通り、Hakuto Souenjiっとぉ~♪」


 この名前ももうどれくらい使っているだろうか?

こんな名前でもれっきとした女だ。自分の歳を考えると「女の子」ではない。流石に「女の子」は若い子の特権だと思っている…。


「言ってて悲しいものがあるわね…。」


 わたしは自分の身体が欠陥品だと思っている。何せ右目は視力を失っていて距離感などがわかり辛いっていうのもあるし、昔から病弱なほうだったから…。


 それでも、「わたし」は「生きている」


「って言っても、いつ新型ウィルスにかかるか分かんないんだけどね~」


 もはや自虐以外の何物でもない。

もちろん、自分にできる予防は欠かさず行っているつもりだ。


「それでも、足りない事もあるのよね…」


 それほどまでに感染力が強く、日本国民のかなりの数が感染していまい重症化するケースも多いのだ。


「ふふん♪ そんなことより、今はこのFF14よ!」


 そう、今はこの世界的MMORPGを楽しまなければ!という感情がやはり前面にくる。今回は環境を整え万全の状態でこのゲームをプレイするのだ!


「新型ウィルス?そんなの関係ないわよ!」


 ウキウキ気分は隠そうとしない、傍から見るとかなりウザいことこの上ないだろう。


「今のわたしに敵はない!」


 ファイナルファンタジーXIVを知らない人の為に解説を入れよう。

このファイナルファンタジーXIVには様々な種族がいる。一番一般的な人であるヒューラン、高身長のエルフみたいなエレゼン、小さくドワーフみたいなララフェル、猫耳と尻尾があって大人気のミコッテ、筋肉質でかっこいいルガディン、鱗や角があって竜人みたいなアウラ、獣人みたいに野性味溢れるロスガル、うさぎ耳がトレードマークのヴィエラとこんなにたくさんの種族がいるのだ。


「これは迷って当然だって!」


 そんなことを言いながらさっさとアウラ選んでるわたしなんだよね~。

まぁ、この種族に一目惚れだししょうがないと心の中だけで言いつつエディットしているのだ。


 世界で2500万人もの人が登録しているらしい…。

なんでもこのオンラインRPG界隈ではまずない程の異例のことらしい…。


「楽しさは知ってるんだけどねぇ~」


 そう、このゲームの楽しさはわかってはいる。なぜなら、この「新生エオルゼア」がリリースされたときに一度プレイしているからだ。FFシリーズはⅣからⅩまではプレイしたけれど、久々にファイナルファンタジーのナンバリングであり、オンラインゲームに手を出そうと思ったのだ…。


「あの時はキーボードもマウスもなかったけれど、今は違うわ!」


 わざわざ買いそろえた設備の数々、何ならYoutubeの配信までいける環境。いや、配信はしないけど、しないけど、ね?。


「さぁ、できたわ。ん~!、今からわたしの冒険が始まるんだ!楽しみだわ!。」


 どんな人と出会い、別れ物語を知っていくのか…。

「わくわくが止まらない!」そんな思いを胸に、わたしは開始するのだった。

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