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きりん

おは……よう

あれから数十年経った。


目が覚めた。朝鳥が鳴いている。


井戸の冷水で身体を清め、朝食を摂る。


庭に出た。昨日磨いた魔剣を両手で持つ。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


剣を振る。


気配を感じた。


ろっくおん。


Graaaa……!!! と断末魔の叫びが聞こえた。


確認する。


頭部の消滅した麒麟がいた。今日の晩御飯だ。


気づけば夕暮れどき。帰路に着くことにした。


血を抜いた麒麟の肉を捌き、野菜と一緒に牛乳で煮る。


麒麟肉の牛乳煮。


今日はもうお腹いっぱい。


かまどでほどよく温めたお湯でからだを清め、今日のところは寝る。


疑似空間を作り、そこに移動した。


寝るまえに数年前の数年前の更に数十年前におぼえた魔法をつかう。


花火が上がった。きれいだ。


続けて数年前の数年前におぼえた魔法もつかう。


土を作りだし固め、宙に浮かせた。


炙って頑丈にする。


水源となる水を淹れる。


植物を移植し成長させる。


風で推進力を与える。


擬似太陽を配置。


完成した。


島と別荘を作った。


島とのパスを繋ぎ同期させる。何処に行ってもわかる。


最後にさいきんおぼえた魔法をつかう。


魔術宣告、魔術乖路オーバー、根源変更、チャンネル:(生命)。


魔力を籠めた。術式を発動する。


生命創造。


島が眩く光った。


きゅう? と鳴き声が聞こえた。


島に新たな生命が生まれた。


何もない荒野に転移した。


今日作った島を放流する。


島を掴みおんどりゃあ。ぶん投げた。


流れていく島を見詰め擬似空間に戻る。


擬似空間を埋め尽くす数の島々(コレクション)を眺める。


それに満足したので寝た。


きんにくしつ

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