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その勇者、かつてはモブキャラ設定でした  作者: 蜜柑クロ松
第二章 闘技会
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第17話 学園生(2)

「まずあそこの雨宮教達からだな」

「雨宮教...」

そんな宗教みたいな感じで説明されるって...何人従えているんだ雨宮さん...。

「え〜っとまず、手前の天パの奴が天沢颯爾(あまざわそうじ)、簡単に説明するなら天使を真似している。役割は...サポート役みたいなもんかな」

「団体戦での『神光貸与(シャインホール)』は非常に厄介でしたね。味方の回復や増強、魔防の効果もありましたし...」

「まぁ本体は大した強さはないんだがな、味方の補助して自分は身を潜めてる感じだ」

味方の補助...確かに1人でもいたら助かるよな...。彼はその役割に特化した感じなのかな。

「──んで、その横にいるのが風音銷戶(かざねしょうと)。無を作る能力を持ってる」

「無...ですか?」

「大抵の能力は話せば長くなるんだが、簡単に言えばそういうこと。無を作れる条件とかは色々あるみたいだがな」

無...。なんだろう。まさか相手を消滅させることもできるとか?詳しい内容が気になる...。

「あともう1人...今雨宮の靴を舐めてるのが飯崎快神(いいさきかいじ)だ」

「本当に恐ろしいな雨宮さんの能力...」

「いや、それ抜きにしてもあいつはマゾヒストなんだ」

「えっ...」



「へっへへぇへっ、もっと俺を踏んで下さァァァァァははっはぁはぁっははっh(ry」



「...え、えぇ〜っと...」

「まぁあんな奴だけどかなりの実力者ではあるんだ。あの性格も相まってかなり厄介だけど」

「あの人の能力の発動条件が攻撃を受けることですから、仕方ないかもしれませんが...」

「あ、そういうこと...」

「それ抜きでもあんなだけどな」

「...」

変態さんなのか...

「...にしても雨宮も知らない内に囲い増やしてんだな」

「確かに知らない人も混ざっていますね...味方を作るのは流石は雨宮さん、早いですね」

「増えているんですか...」

「あぁ、俺らの住んでるとこはメライアって言って、ここから西の方にある小さな街で、そこの豪商の御令嬢様が雨宮なんだ」

「その人望もあるって事ですか...」

それにしても...メライア街って祖父の話で聞いた事があるような...。いつだったかな?

「っと、説明に戻るぞ。あ〜と紹介してないのは──」

平次君が辺りを見回していた時だった。

「ねぇ君!!その武器どこで見つけたやつなの!?」

「うわぁぁ!!」

突如背後から声を掛けられてびっくりしてしまった。

「僕が知っている範囲で見てもその剣は見たことが無いんだ...何処で見つけたんだい!?一体どんな効果が出るんだい!?!?」

「...とりあえず落ち着いてください?几野雄戯(きのゆうぎ)さん」

「...あっ、ごめんつい、見慣れない剣を持っているなと思って...」

「...言われてみればそうだな。鞘とかにも魔石が含まれているというか...」

僕の剣...。生前父が扱っていた剣を使っていたんだけど、相当珍しい作りなのかな...?

「気が向いたら僕にも見せてくれないかな?珍しい武器とか観察して自分が作る時の参考とかにしたいんだよね〜」

「自分が...って、剣を作れるの?」

「そう!!というか、剣以外にも色んな武器作れるよ。槍だとか、弓だとか、銃やトラップに爆破物...他にも変わった形の武器なんかも作っているんだぁ」

「私の剣や、平次さんの弓なんかも彼が作ってくださったんですよ」

「そうそう、2人の武器は特に拘ったよねぇ。メイの剣は自身と一体化して魔力を通しやすい作りになっていてだねぇ」

「自身と一体k「切れ味も使用者本人に魔力の負担を掛けない為に最大限良くして常設で耐震動や強硬化を付けたりしてだねぇ」

「あn「あぁ〜そうだよ平次の弓も少し変わった形で作っててあれ2つに分けることができるんよ!!敵が遠距離にいる時には弓矢で撃ち抜いて撃墜で大丈夫だけど近づかれたら厳しいでしょ?だから切り離して短刀として扱えるんだよもちろん2つともね!!」

「s「更に更にその短刀の形に拘って投げたら戻ってくるブーメラン型にしてみて、中距離相手に矢よりも強力な投擲できる短刀の一撃をお見舞いできるってわけで、近距離中距離遠距離全てに対応出来る弓ってわけでさぁ!!それで──」

「あ〜、また今度にしてくれないか?お前の武器の良さはもう充分分かってるから」

「あぁごめんごめん」

えっと...とりあえず好きなことになると周りが見えなくなるタイプ...なんだな。

「まぁ今度君の剣も見せに来てくれよ。ただ調べ尽くしたいってのもあるけど、万が一剣が折れた時とかに直せるかもしれないしさ」

「え、あ、ありがとう...ございます...」

「武器のメンテナンスなんかもできるから、まぁ武器で困ったら俺に相談においでよ!!」

そういうと彼は自分の席の方に歩いていった。

「...あんなだけど武器に関しては詳しいし、武器のメンテナンスとかでは頼れるから、仲良くしといた方がいいな」

やっぱり、キャラが濃い人が多いなぁ...

「あと知ってるのはあいつだけだな。あそこで数人で談笑してるところの座ってるやつ。上井一郎(かみいいちろう)っていって、泳ぐのが得意な奴だ」

「なるほど、ということは水系の魔法が得意なんですか?」

「ん〜...そうなるのか?」

あれ?なんか歯切れ悪いな...。

「まぁとりあえず泳力は凄まじいな。あと潜水」

「確かほぼ丸一日水に潜ってたことありましたっけ...」

「丸一日!?」

「そういやそんなことあったな、けどそれ以外ってなんかあったっけ...」

「さぁ...実際に手合わせしたことはありませんが...」

「泳力と潜水くらいしか分からないってことですか...」

「...そういう事だ」

きっと水系の魔法が使える人なんだろうけど...謎だなぁ...。

「俺らが知ってるのはこのぐらいだな。後は多分、まだ来てないか別のとこから来たやつだな」

「そうですね。そういえば沼下さん達もこの学園に入学されてるとのことですが...」

うげっあの人らも同じクラスだったのか。

「あぁ...まぁあいつが時間を守るような奴とも思えないけどな...」

ひぇ〜...1回怒らせちゃってるし、学園での安全は保証されないかも...。

今回もまた途中終了ですがお許しを。

今年中にまだ何話か上げるつもりですのでよろしくお願いしますね。

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