表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

種売り屋

作者: 空加羅

マエガキ?


何ソレ?

美味しいの?


―種はいらないかい?―


ある一人の男がそういった。私は思わずふりかえる。


「お嬢さん、種はいらないかい?」


男は手に持った瓶を楽しげにふり、くすくすと笑いながら私に尋ねた。


「種ですか・・・?」


私は男に聞き返した。男はクスクスと笑い頷く。


「そう、種さ。いろいろな種があるよ。不幸の種や哀しみの種なんかね。」


男は大袈裟に言う。


「幸福の種は無いのですか?」


私はそう聞いた。それを聞いて男はふぅっと一度ため息をついた。そしてつまらないと言うように首をふる。


「幸福の種は有りすぎるのさ。」

男はそう言って空中の何かを掴んだ。そしてゆっくりと手を開いた。男の手の中には小さな種があった。


「幸福の種はあちらこちらにあるのさ。ただそれを咲かすのも枯らすのも人次第。」


そう言って男は私の手の中に種を一粒置いた。


「これは記念にお嬢さんにあげよう。でも、この種を咲かすのも枯らすねもお嬢さん次第だけどね?」


男はクスクスと笑いながら人込みの中にきえていった。




私は手の中の種を見た。この種はどう咲くのだろう。私は種を見ながらそう思った。なんでだろう不思議と幸福な気分だ。



何か良いことあるといいね。


昔の自分。がんばれ。


取り合えず、植えてない何かの種を植えてみようと思います。


咲くと良いね。


自分はたぶん枯らすと思いますが。水のあげすぎで。


(θ空θ)<<以上。空加羅でしたー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] そういや、水と土と肥料は何に相当するの?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ