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4-6 9人の英雄(上)

 王国の会議室。


天井の一部が補強されているのが少し気になる。


今日、ここで会議が行われる。


話し合われるのは、復活した魔王の対策。


部屋には、俺たち三人、それぞれの国から3人ずつぐらい、正規の防衛隊から総裁を入れて4人が集まった。


「さて、先日魔王がフィリティーの国境付近の山で復活した。

すでに、わが国の調査隊が雲の中に進入、最新の機械で百年前の魔王と同じ魔力の波動を捉えた。

多くの犠牲はあったが、得た情報は多い」


口火を切ったのはセナルカーフィスの国王。


「あの雲の中には魔物が集い、非常に危険だ」


セナルカーフィスの王は、少し間を置いた。


「しかし、平行して勇者を捜索させている」


その言葉に、フィリティーの皇帝が反応する。


「勇者ですと? 

勇者は今行方をくらましているのでは?」


「その通り。

しかし、9人の英雄は秘密裏に教えられていた。

そして、ここには9人のうちの一人、アルメルナ大魔道師が居る」


「つまり、我らには勇者が居ると言う事ですな」


ザードランドブルの国王が言った。


「しかし、本当に見つかるのか?」


そう聞いたのは、フィリティーの皇帝。


「ああ、母上から、勇者は移動するのを嫌う、と聞いた。

今もそこに居る確率は高い」


「まあ、見つかると仮定して話を進めるしかあるまい。

やつがいつ動くかも分からん」


シースイタースの王が言った。


「では、勇者に魔王討伐を依頼し、我々でその手助けをするということで、良いか?」


「分かった」


「ああ」


「分かりました」


上から、セナルカーフィス、フィリティー、シースイタース、ザードランドブルだ。


「我々からは、100万の兵を出せる」


「フィリティーからは90万というところが限界だ」


「シースイタースからは100万」


「ザードランドブルからは85万出しましょう」


「防衛隊からは450万だそう」


続いて、俺の番が来る。


「特殊部隊は約8万、全ての兵を出します」


「大体は分かった。

勇者が来てから、また会議を開く。

次は具体的な作戦を練ることになる。

今日は我が城で、ゆっくりと休んでくれ」


セナルカーフィスの王がそういうと、少しずつ、会議室から人が減っていった。


「セラ、なんかうちらだけ人少なくない?」


特殊部隊でいつも武器と機械の研究をしているレイサが聞いてくる。


「特殊部隊は、ただの部隊だからね~。

国と部隊、同じぐらい兵が居たら変でしょ?変じゃない?

でも、レイサの通信機使えるし、爆弾の使い方とか、隠密行動とか詳しい人とか居るし」


「まあ、そうね」


「そういえば、マアサは勇者様に合った事あるんだよね?」


「うん。一応」












 一人の少女が地面に絵を描いている。


「おい、そこのちっちゃいの、いくぞ」


「はーい」


少女は列の一番後ろについた。


少女の後ろには、修復を終え、天井は取り払われた、元ヴァンパイアの国。


少女の前には、何万のヴァンパイアだった人たち。


彼らは、王国へと向かっていた。












 屋敷の中は静まり返った。


半数(俺も)は訳が分からずだが。


「クリフォードって誰?

バーバラって何?」


「ジョーカーさん、9人の英雄です」


あ、ありがとう、普通の剣士君。


「炎帝は?」


「魔王が召喚したと言われる人? です」


「なぜ、クエスチョンマーク?」


「異常な魔力を持ち、全てを焦がす炎を操ると言われていて、人間といっていいのかどうか……」


「オーケー」


普通の剣士君にはいつも助かるわ。


「炎帝は古の神殿に封印されていたはずでは?」


錬金術師の少女はあっち(分かっている)側だ。


「それは……分かりません。

ただ、この子の記憶の中に炎帝らしき姿が」



「しかし、あいつたちがやられるなんて――」


「そんな恐い顔しないで、アルちゃん」


「あ、アスタ……」


「んで、いつまでお前らはうちに居るんだ?」


勇者が言う。


おい、お前が呼んだんだろ!


「マナ、絶対に力は使わんのじゃな?」


「ええ」


「勇者さん、来ないんですか?」


「もち」












 古の神殿で、我の前に2人の男がひざまずいている。


「魔王様、英雄を二人殺しました」


「良いぞ、炎帝。

これからも続けろ」


「魔王様、私は何をいたしましょうか?」


「ヴァロルシアス、お前はここで待て。

王国に捜されておるのだろう?」


「はい」


……くふふふふ。


最高だ。


戻ってきた、あの頃に。


百年間の時が越え、我は帰ってきた。


我の能力は健在だ。


体が、少しだるいが、百年も寝たんだ、なまっただけだろう。


さあ、これから我の時代だ。











「んで、魔王の能力ってのは何なんだ?」


「はい、名前を呼ぶと、その者を思い通りに動かせるらしいです」


はぁ、催眠術のたぐいか?


「ありがとう、デグリア。

詳しいんだな」


「いえ、少し興味があるだけです。

歴史って面白くないですか?」


「さあ」


はぁ、狭い。


ドラゴン二匹が引く馬車の中には、10人居る。


結局のところ勇者来なかったし。


何だよあいつ。


そのお陰で、馬車の人数が二人減ったんだが。


馬車は、シンデレラで出てきたようなメルヘンなものじゃない。


箱を竜が引っ張って、下に車輪がついてるだけだ。


椅子は金髪のちっちゃいのが作った、高さ2メートル越えの、腕の長いラ〇ュタっぽい巨人が取った。


キンキラキンの腕で、ボキッ! って感じで。


そして今、前の席にはちっちゃいの二人、俺とデグリアは壁際に座って、ウィーディーとシサムは隅のほう。


馬車の真ん中では、剣士君とデグリアの先輩3人が賭け事やってるらしい。


4人でカードを引いたり出したりしている。


ベルの横には、何かのチップがたくさん積まれている。


勝ってるな。


「うわ~~~~」


また剣士君がわめいている。


それより何でシサムがいるんだ?


まさか、あのおっさんたちの大本はこいつら?


いや、無いか。


俺は剣士君の横に混ぜてもらった。


「あ、ジョーカーさんもどうぞ。

今度は勝つぞ」


剣士、頑張れ。


「ところで、なんでシサムと居たの?」


「へ?

シサムを知っているんですか?」


「ああ、襲われかけたが?」


「・・・・・・。

スー、ハー。

アルが金で雇いました」


どうやらスルーしたらしい。


「そうか」


「あ、ルール教えます。

このカードに数字がありますよね」


「ごめん、数字読めん」


「あ」


「やっぱいいわ」

評価ありがとうございます!!

いやぁ、嬉しいですね。

これからも、今まで通り普通に頑張ります。


このまえ、小説の書き方ってのを少し調べました。

算用数字は駄目とか、…(三点リーダー)の使い方とか、全く知りませんでしたね。

まあ、直すのもだるいんで、出来るだけ直して、この話はこのままの感じで続けます。


質:4章はいつまで続くの~?

応:あと二話ぐらいで、ちゃちゃっと終わります。

その後は、待望(だったらいいな)の最終章です。

あと、ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

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