3-11 俺の正体がついに明かされる
速報が入りました。
サブタイトルと内容は関係ありません。
これから先も、そのつもりでいった方がよいでしょう。
この作者の勝手による津波の心配はありません。
「んで、気がついたときには石盤はなくなっていました」
俺はまたでっかい会議室みたいな所に連れてこられた。
天井には姫誘拐犯の空けた穴が。
「ほう、つまり預かり屋が襲われ、そこに防衛隊が行ってる間に城に侵入され、サフィーの部屋にあった石盤がなくなった」
違う。
王様、あんたがやたら人を連れて行ったからだ。
「そして、預かり屋のほうは捕まえ、城のほうは逃げられた、と」
「はい、そうです」
今部屋の中に居るのは、俺、王様、サフィー、防衛隊の偉い人、その他偉い人、だ。
ん、俺だけショボイ?
「そうか。
サフィー、その石盤は何じゃ」
「え、それが・・・」
こっちをちらちらと見るサフィー。
え、まさか割ってはいけなかった?
乙女のタカラモノだった?
「城で拾いました」
と、小さめの声でサフィーが言う。
「いつじゃ?」
王様の探索は続く。
「30日ほど前」
「どこで?」
「それが・・・ジョーカーさん!
あなたのですよね」
「ちゃいます」
「・・・・・・」
徐々に顔が赤くなっていくサフィー。
「でも――――」
「ちゃいます」
「・・・・・・」
すでに半泣きだ。
もともと可愛いんだが、この顔もなかなか・・・・
いや、そろそろ可愛いを越えて可哀想だな。
「意味もなく入れられた、牢屋でもらいました」
『毒舌じゃな』
ああ、今は眠い。
眠すぎる。
自分の部屋が見つからずに昨日は食堂で寝たんだが、朝ごはんの用意が日が昇る前に始まったんだ。
王様は朝から豪華なもん食ってんだろうな。
眠すぎる。
眠くて死ぬ。
眠気死にする。
『そうか、我が変わってやってもいいぞ』
いや、それは怖い。
目が覚めたときは大陸を占領してそう。
『まあ主人の体を使うんじゃから、変わらんの』
って、おいっ!!
「黒髪が降って来たら怪しむだろ」
赤い髪を程よく伸ばし、服装も何だかチャラいカルフがいきなり口を出してきた。
『主人、変われ。
我が粉々にする』
いや、待て待て待て待て待て(以下同様×100)。
落ち着け、相手は人間だ。
『我にとっての人間などゴミに等しい』
おい、待て、ここは俺に任せろ。
「んああ、何だと赤毛?」
・・・・・あ、ミス。
『主人も変わらんぞ』
「待て、カルフ。
悪いのはこっちじゃ」
さすが爺さん、いいやつだぜ。
「爺さんは魔王でも調べてろ!
必要になるかもしれないからな」
「お前はいつも遊び呆けて、今回盗賊団を逃がしたのはお前のせいじょろうが!」
「爺さんみたいに屋敷にこもってるよりもよっぽど―――――」
「お前たち、親子喧嘩は他でやれ」
王様が止めに入る。
「あ、魔王を復活させるとか言ってた男が石盤の事を言ってたんですけど」
そこで、俺はどっかで聞いた話を言ったりする。
「なに!」
「ヴァロルシアスとか言ったかな?」
「氷の剣聖か」
「うん、それ。
確かギルドグループに入ってるって言ってた」
ふはははは。
あのバカは俺にしゃべりすぎたな。
すぐに牢屋行きだぜ。
俺をおどかした罰だ。
注、塔の上で離しかけられたときにちびるほどの、ビビリやろうです。
「よし、ヴァロルシアスをつれて来い」
そんな事が起こって、俺は防衛隊の宿舎(初)向かった。
まあ、俺は新入防衛隊な訳で。
楽しくお留守番だ。
俺は態度が大分砕けた4人にまた囲まれハーレム中だ。
「それで、ジョーカーって何なの~?」(キャンド)
「俺?自分のやりたいことを貫く、究極の唯我独尊主義者ジョーカーだけど」
「唯我独尊?」(文章になってないベル)
「自分を大切にするって事だ」
「なんか良いですね」(デグリア)
実際のところそうでもないがまあいいか。
「他にもあるぞ。
睡眠欲に追い回される永遠の逃亡者ジョーカーとか、
ナナレンジャーの8人目を目指すドリーマー、ジョーカーとか、
笑顔と驚きを振りまく奇跡の調味料ジョーカーとか、
束縛と強制を嫌う孤高の狼、ジョーカーとか。」
「なんか凄い・・・。
でさ、さっきの石盤の話の続きだけど、牢屋で貰ったって、誰から?」(アンナ)
「ん、ああ、ほっぺに鳥の絵が書かれた男が投げてきた」
「じゃあその人に聞けば良いんじゃないですか」(デグリア)
「あ」
「よし、行ってみよ~」(キャンド)
防衛4人の案内で牢屋に着いた。
牢屋は1つの道の左右に並んでいる。
この世界に来たとき、馬鹿な兵士と追いかけっこした所だ。
しかし、あのとき追いかけてきたやつは誰だったんだろうかな。
1本道だったのでその男はすぐに見つかった。
というか、溶けてる鍵があったので見つかった。
男は前にもまして痩せこけり、ぐったりしていた。
「お~い、この前は石盤を持ち逃げして済まなかった」
その体が跳ね起きた。
「あの石盤はどこだ」
「あれは、お前と同じ鳥の刺青をしたやつらが持ってったぞ」
「そうか、なら良い」
「うん、そっちは良くてもこっちは良くない。
あの石盤何?」
「言えない」
「おい、俺は眠たいんだ、言ってくれ」
「言えないと言ってる」
「よし、痛みつけるしかない」
ソウ、ちょうど良いやつを頼む。
『ん、爪が徐々にはがれていくやつで良いかの?
それとも神経にそのまま痛みを与えても良いが、それは気絶するかもしれん』
出来るだけ、見た目から痛そうなやつで。
『じゃあ、静止の術を手足にかけ、浮遊の術で空中に張り付けにして、火球で全身焼きながら、回復の術で怪我は治していく、さらに意識を司る神経を軽く麻痺させ、気絶する事も許さない、ぐらいで良いかの?』
モチ!!!
俺の手が(勝手に)徐々に上がる。
そしてその手の周りに薄い光る円がいくつも生まれる。
その円の中に怪しい文字と図形が構成され始めて、その円が回り、光り始める。
「は、はなす!!
話す!!!
話す!!!」
ありゃ、必死の形相をした男が。
気がつくと周りの4人も色々と・・・
アンナは口があんぐりだし、ベルは興味津々。
キャンドは20メートルほど離れてるし、デグリアは耳をふさいでしゃがみこんで小刻みに震えて・・・
多少まずかったのか?
ソウ、話すらしいからいいぞ。
『はぁ、やりたかったのに』
すると俺の手の周りの円がシュワ~っと消えた。
「はぁ~、で、あの石盤は何?」
「あれは、魔王様が封印された石盤だ」
「は?」
「あの石盤に魔王様が封印されている」
「んで、何であいつらは持っていったんだ」
「ん、とうとう復活の儀の準備が出来たんだろう」
「何それ?」
「全ての呪いを防ぐ勇者の剣で石盤の呪いを断ち切り、魔王を降臨させる」
「ほう。
んで、防衛隊はこういう時どうすればいいの?」
と、振り返る。
「ジョーカー、あんたどんな世界から来たの?」(アンナ)
「ん、俺のやる事をみんなで邪魔しようとする世界」
「あんた・・・・他の世界で魔王でもやってたの?」
「先ほどの魔法の説明を」(サフィーよりも濃い青の目を持つベル)
「さっきのは、多系統の魔法を連結させてたのじゃ」(勝手にソウ)
夏休みの宿題を片付けに入る、ダラダラした少年幻冶。
こんなかんじ?
質:なんでベルの時だけ、(冷静なベル)とかなってるんですか?
応:作者が個人的にベルを好きだからです。
これから先、魔王が復活しようとも、勇者が舞おう側に着こうとも、主人公まで舞おう側についたところで、ベルは怪我を負う事はありません。




