第29話:事件解決
第29話:事件解決
スライムはついにあまり動かなくなり、窪みの底にじっとししているようになった。
相当に弱っているようだ。
このスライムは火炎弾攻撃を受けると、核を攻撃側の反対側に避難させるという性質があった。それを利用して、このバリスタで止めをさす。
もうすでに大きさはせいぜい7-8メートルくらいになっている。これ以上長びせるのも可哀そうだ。ここで止めを刺す。
俺はバリスタを、スライムにむけて設置した。
その後、反対側からありったけの火矢と、火炎弾攻撃を実施した。
スライムの表面で爆発が起こり、スライムの一部が吹き飛んだ。ブオオーと叫ぶと、核が反対側に逃げてきた。
「今だ」
俺は狙い定めたバリスタを発射した。
バリスタの矢はあやまたずスライムを貫き、その核を破壊した。その瞬間スライムは一瞬ふるえたのち、張りを失い平らべったくなっていった。
スライムは死んだ。
大歓声があがった。
「スライムを倒したぞ」
「やったぞ」
皆手を天に突きだして、大喜びしていた。
「見た通り、スライムを倒した。これはみんなの力が結集したおかげである。皆、誇りに思うように」
大歓声がまた上がった。飛び跳ねたり、踊ったりするものもいた。全員が歓声を挙げていた。
俺は宣言した。
「作戦終了を宣言する。戦闘隊形を解く、全隊撤収。原隊に復帰せよ」
副官が復唱した。
「作戦終了。戦闘隊形を解け、全隊撤収。原隊に復帰する」
こうして彷徨う湖事件は解決した。
後は俺の方だな。




