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詩全集3

君辞(きみじ)

作者: 那須茄子

ねじれた靴紐 

朝焼けを裂くように

昨日を引きずって 

また始まる

空の色も 

標識の矛盾も

ぜんぶ嘘みたいで 

だけど確かに在る


嗚呼

誰か

「君」を定義できる辞書をくれ

心の裂け目に言葉が降っても

記憶はフィルムの焼き付けみたいで


時間を逆再生しても

途切れた会話は戻らない 

失くしたものはどこにもないのに

なぜか耳の奥でまだ響くんだ

「大丈夫だよ」って

不思議だホント


嗚呼

それも含めて

「君」を定義できる辞書をくれ

そしたら

一文字じゃ閉じ込められない

いつかを

きっと

僕なりの答えで引いてみせるよ

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溜め息を  粋な言葉で  飾り付け  僕の意気様 生き路弾き  ためいきをいきなことばでかざりつけぼくのいきざまいきじびき m(_ _)m 
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