探し物
探すのを手伝ってくれると言われて女の子はうれしそうな顔をした。
探すと言ってもはここに来たばっかりの柊はこの辺のことは全く知らなかった。だが、探すのを手伝っていくなかで、ここの情報を少しでも知ることができたらいいと思っていた。
とりあえずどこの辺りで落としたのかある程度範囲を絞らなければ探すのは難しい。
「すみません、どこの時まで指輪をつけていたか覚えていますか?」
「目の前のお店に入った時はあったはずなんですが」
どうやら5分間も扉の前でボーとしていたお店に入る時はあったらしい。
お店の中で無くしたか、出てから無くしたか。
ひとまずお店の中を探した方がいいが、無くした可能性が高いお店はもうすでに女の子が探しているはずだが念のため聞いてみた。
「あの、お店の中は探した?」
びっくりした顔で
「探してませんでした」
どうやらこの子はかなりの天然少女らしい。
「じゃあ早く探しに行こう。もしかしたあるかもしれないよ」
まだ見つかってもいないのに見つかったような顔をして微笑んできた。
「そうですね。早く行きましょう!」
しかし、柊はさっきあのお店にとても迷惑をかけてしまったからあまり顔を合わせたくない。ここは何かしらいいわけを考えて女の子一人で行かせることにしよう。
「あのさ、二人で行っても効率悪いから俺はこっちで探してる。
確かにと言う顔で
「わかりました。こっちは一人で行ってきます。そっちは任せました!」
とても張り切っている。
どうにか見つかってくれればいいが、、、
すると入って1分も経たないくらいでお店から出てきた。
「見つかりましたーー!」
満面な笑みでこちらに近づいてきた。
どうやら話によるとお店で会計を行っていたときに落としてしまったらしく後ろに並んでいた片が拾って預けておいてくれたらしい。
最初からこのお店を探しておけばもっと早くみつかったのにと思いながらも口にはしなかった。
ひとまず一件落着。この後どうしようか悩んでいると女の子が話しかけてきた。
「探しも物を見つけるのに手伝ってくれたお礼をしたいのでこの後食事なんてどうですか?もちろん奢りますよ!」
(お金もないし、お腹もすいたそれより最初の目的であったここについて詳しく聞けるかもしれない)
「じゃあ、お言葉に甘えて」




