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俺の一人飯

作者: 五月雨ノ空

登場人物

山川 丈

沢口 竜也

彼女

 俺は山川 丈(20歳)大学生 近所のカフェでバイトをしながら大学に通っているごく一般的な男の子である。今日俺は食堂で某海賊漫画の単行本位の大きさの弁当箱に白飯を詰め込み塩で味付けした鮭を乗せただけの質素な弁当にインスタントの味噌汁を一人で食べている。丈「今日も一人かぁ…パクッ」そう呟きいつも通り一人で弁当を食べていた。すると食堂の入り口辺りが妙に騒がしい例えるなら二股かけたのがバレた彼氏に彼女が右ボディブローを食らわし下がった顎にすかさずアッパー叩き込み雄叫びを上げているそんな騒がしさだ。そんなことを考えているうちに色んな生徒が野次馬に来たので俺は落ち着いて飯を食う事が出来なくなってしまった。丈「勘弁してくれ…俺は一人で飯を食う事はおろか静かに食う事も出来ないのか」

男「ごめんって!」 女「ダメ!!許さない!!」 どうやら男女が言い争っているようだあの怒り方から察するにあの男女はカップルだろう。大方彼氏側が浮気をして彼女にバレ別れを切り出さて必死に泣きついているのだろう典型的なクズ男といったところだ。ん?よく見るとあの彼氏…俺に事あるごとに変な因縁をつけて絡んでくるDQNじゃないか!確か…名前は沢口 竜也だったかなこれは面白くなってきたぞ!飯を食いながら見物しようじゃないか。 沢口「なぁ?許してくれよ魔が差したんだ俺がほんとに好きなのはお前だけなんだ!」彼女「な~にが!ほんとに好きなのはお前だけよ!!私知ってるんだからね?アンタ昨日私と飲んだ後、別の女と飲みに行ってアイツさぁ~最近束縛が激しんだよね~もう君に乗り換えようかな~って言って口説こうとしたらいしじゃない!」 沢口「それは…」 彼女「もう知らない!死ね!このクズ男!バチン!!」

丈「く~飯がうまい!!」どうして嫌いな奴がひどい目に合ってる所を見たり想像したりすると飯がうまいのだろう。それにしてもうまい例えると白飯が炒飯に味噌汁が中華スープになっているようだ!嫌いな奴の不幸は蜜の味とはよく言ったもんだなぁ… キーンコーンカーンコーン 丈「おっと昼からの講義に遅れちまうぜ!急がねば!」

こうして今日も俺は一人で飯を食べる。 丈「次は何を食べようかなぁ?」



                                            おわり




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