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呪われしモノ  作者: 成上秋人
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追憶③友人その2

「おはよう尚君!」「おはよう」彼女も去年から同じクラスの大矢未来。家が真向かいなので一人暮らしの僕を気遣ってご飯に呼んでくれることもある。誰が見ても本当に可愛いし性格もいいので男女問わず好かれている。ホント、何でこんな過去を抱えた僕にかまってくれるのか、ただ友達がいない僕を哀れんでいるだけじゃないかなんて思ったがそんなことはなかった。僕がこの学校にいれるのは間違いなく彼女のおかげだ。


僕が挨拶するとすぐに孝大と和幸が僕らのもとにジャンピング土下座からの「未来様おはようございます。今日も麗しゅうございます」「未来様おはようございます。本日も一層お美しい」未来はもう慣れた感じで「おはよう!孝大、和幸!」と笑顔で返すと、「はあああああ...俺今日死んでもいいや...」「もうやり残したことはない...これで安心して逝ける...」という感じになる。「大変だね2人とも。これなんかの宗教?」「よくぞ聞いてくれた尚治!!これは未来様公認の未来さぐはっっっっっ!」「そんなの認めた覚えなんか無い!あ、尚君!?信じて?本当にそんなの無いからね!?ね?」なんて泣きそうな顔で言うから僕は頷くしかなく「良かったー信じてくれて!」とまた笑顔に戻る。「あ、ちなみに尚やんと学級長以外の男全員入信してるぞ」「え、そうなの?」「だから無いってば!!」未来の渾身の蹴りで2人は廊下に吹っ飛んだ。あー女子って怖い。


こんな感じで笑いを誘い、みんなが笑う。このクラスは雰囲気がいい。とても居心地がいい。僕は席についた。

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