深•追憶⑤ 最大の裏切り
「おい、何だよこれ...こんなの全部俺はやってないぞ...誰がこんなことを...」この学校の生徒がだけが見れる掲示板にあげられていたのは、写真中の人物の顔に俺の顔を合成したものだった。その写真は...
暴力行為の写真、暴言、陰口の落書き、そして多数の女子と行為に及んでいる写真だった。投稿から10分後には全て削除されていたが、俺を追い詰めるには十分すぎる時間だった。
当然学校に行くと待っていたのは非難の嵐だった。「おいどういうことだよ尚治!!」「お前ってやっぱこういう奴だったのかよ!!」「調子乗り過ぎだろお前!!」「いつかやると思ってたぜ!!」なんだこいつら。嘘に翻弄されていることも知らずに騒ぎやがって。証明してやろうじゃないか、俺が正しいことを。そうすればこれをやった奴が間違っていると証明されみんなが俺にひれ伏す。そしてこれをやったやつを追放してやる。俺が黙れ!!というと一気に静まった。「あ?俺がこんなことする訳ないだろ。考えてみろよ。俺が自分でこんなの流して何の得になるんだよ?今から暴いてやるよ。これを流した犯人をな。残念だが今の時代画像解析なんて簡単にできる。」やってみろよという周りの反応だった。やっぱ人間って嫉妬の塊なんだな。外から見て完璧人間の奴が突き落とされるのを見るのがたまらないんだろう。俺は学校のパソコンを借りて画像解析を始めた。俺はこれで全てが誰かがついた嘘だと証明されると確信した。しかし、出た結果はーー
やはり俺がやったというものだった。
こいつら...!!!やりやがったな...!!!こうすれば俺はスマホが解析に使えない以上パソコンを使うことは必然!だから事前にパソコンを改ざんしておいた。そしてそれを教師に渡し、俺が来たら渡すように言ったのだろう!
ーーー1人だけ心当たりがある。そいつはクラス全員の写真を集めて文集を作るから全員に写真を持ってくるよう言っていた。さらにそいつは走るのが好きで、彼女が居なくて、実はパソコンの扱いに長けていて、仮面をかぶるのが上手くて、俺が最大の信頼を寄せていたはずのーーー
「正志...!!!!!」
そいつは俺を嘲笑うように見下していた。




