深•追憶③ 気にしない
外から見れば完璧人間な俺のことを悪く思う奴は当然いるだろう。そういう奴らは大体見当がつく。俺の周りにみんなが集まってる時に教室の隅でバツの悪そうな顔をしているやつだ。正志曰く、奴らは俺に対し悪口や文句を裏で言っているらしい。「おい尚治、いいのか〜?あいつら全くお前への悪口減らすつもりないとかお前は敵だとか言ってっけど」「ベーつに。人だからな、そりゃ俺をよく思わない奴だっているだろ。いちいち気にしないさ。まあそれの内容次第だが、いろいろうまくいってる俺に対しての嫉妬からきてるんだったらあいつらは変わらないさ。人間は自分と他人の違いを理解してじゃあどうするのかってことを考えなきゃ成長しない。俺だってここまでくるまでは大変だったぜ。最初はただ見た目が周りより良かっただけでバカでバスケも下手の極みだったし他人の気持ちなんか一切考えずに行動してたからな。そんなんじゃ敵を作ってばかりだ。だから俺は努力した。勉強も運動も今までやったことないほど打ち込んだ。人間性も変わろうと努力した。だから今の俺がある。」「フーーー!!カッチョいー!!」「フハハやめいやめい。努力なんてもんは誰だってできる。誰だって気持ちがあれば変われるんだよ。俺はやってきたからわかる。」
クラスは一段と盛り上がっていた。
まるでこの俺の支持なんか揺るがないというように。




