追憶㉒〜破滅(終)弾劾裁判
「きゃーーーーー!!!」「おい!やめろ!!」「何してんだよ尚治!!」クラスの奴らが俺を止めに入った。「何があったんだよ!」俺は自分が悪者になってでも悠翔を止めなければならない。だから俺はこいつの本性を話そうとした。「みんな聞いてくれ!!こいつは未来のことを...」が、悠翔は俺の言葉を遮り僕を陥れる嘘をつき始めた。「いや〜まいったよ。尚の奴、俺と未来の邪魔をして俺の前で未来に襲いかかったんだから」周りが一斉に僕を見る。これは嘘だ。僕はもちろん反論した。「違う!!嫌がっていた未来に無理矢理迫ったのはお前だろよ!!」だが、「悠君がそんなことするわけないでしょ!!!」「そうだ!!学級長がそんなことするわけない!!」は?ふざけんな。「お前らは見てないから分からないんだよ!!!こいつの本性を!!こいつは未来のことをこれっぽっちも愛していない!!嫌がる恋人に無理矢理手を掛ける彼氏がいるかよ!!」「だから悠君は絶対にそんなことはしない!!!」「そうだ!!この大嘘つき!!!」「ウーソツキ!!ウーソツキ!!ウーソツキ!!」こいつら...!
こいつらは俺以外に裏を見せていない悠のことを絶対に疑わない。表の顔で他人からの絶大な信頼を得てきたこいつを。
悠翔は俺にさらに追い討ちをかける。「しかもあろうことか必死に止めようとした僕に暴力を振い僕を縛り付け、僕の目の前で抵抗する未来を無視し下着を剥ぎ取り挙げ句の果てには行為にまで及んだ!!僕は...悔しかった...未来を汚してしまい、友人を止めることが出来ず...」もう俺に自分を抑えることはできなかった。「お前!!!!!ふざけんじゃねーよ!!全部嘘だろーがよ!!!全部お前がやったことだろーが!!!」「最低ッッ!!」「学級長は最後まで尚治を止めようとしてたのに!裏切り者!!」「まさか悠君が付き合ったのに後悔して無理矢理未来に関係を迫ったんじゃ...」「キモい...」「お前ら...何度言わせんだよ!!!!俺じゃねーーよ!!」誰もが俺に軽蔑の目を向けた。誰も俺のことを信じていない。「だがこれは決して尚だけの問題ではない!友人として止められなかった僕にも責任がある!だから彼が未来と僕に謝ってくれるのならそれで許そう!」歓声が上がる。そして「なんて優しいの...」「全く...人が良すぎるぜ」「あーやまれ、あーやまれ、あーやまれ」公開処刑だ。僕はもう無理だ
「違うよ!!!」未来だった。「尚君は本当に私のことを...」しかし、またしても悠翔が言葉を遮る。「あーかわいそうな未来。尚に言い寄られたんだな...」「未来ちゃん大丈夫!?怖かったよね...」もう遅すぎた。誰もが悠翔と未来に同情をしてる。僕は有罪の烙印を全会一致で押された。それが意味するものは...追放だろう。
「ああああああああああ!!!!!またかよ!!!!!!また俺は裏切られるのかよ!!!!!!ふざけんなふざけんなふざけんな!!!!!!どうして...どうして俺だけがこんなことにならなきゃいけないんだよ!!!!!!あの時もそうだった!!!!!クソがーー!!!!全て消えてしまえ!!!!!!」
僕はたまらず学校から飛び出した。もう二度とこんな所に戻りたくない。またしても僕は人間に裏切られたのだった。
ふ〜やっとここまでいきました。次回から新章に入ります。また、あの時、という表現が出てきましたね。そう、尚治が人を憎む存在になった原典を書きます。読んでくださっている方はいらっしゃるか分かりませんがよろしくお願いします。さすがに追憶編よりは短くなるはず...です。




