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呪われしモノ  作者: 成上秋人
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追憶⑥動き出した何か

リレーの選手になってしまった僕。ぼく以外の全員は絶対に優勝するぞ!!なんて意気込んでいる。まあ、どうでもいいんだけど。そして、体育祭の最後のリレー戦がやってきた。僕の組は現在8チーム中4位だが4位から上がかなり詰まっているのでリレーの順位次第では優勝の可能性が十分あった。第1走者が位置につく。


さすがは選ばれた人たち。8チーム全てが拮抗したまま第5走者まで来た。僕の組みは1位。あとは僕が守りきれば優勝という状況。その時だった。僕の組の子が転んだのだ。詰まっていたこともあり、すぐに8位になってしまった。その子はクラスの体育委員でこの体育祭を盛り上げようと一生懸命頑張っていた子だった。僕の元にやってきたときその子は泣いていた。いくら僕でもその涙の意味は分かる。けど僕はまだとりあえず走ればいいと思っていた。バトンが僕に渡る。


「 」


あの時僕は何を思ったのだろうか。僕は走り出した。

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