私のことを1度も名前で呼んでくれない彼。
私と彼とは、、、?
付き合って3年になるのだけど、、、!
1度も私のことを下の名前で呼んでくれない、、、!!!
彼が私を呼ぶときは、、、?
『おーい!』 『ちょっと!』 『ココ、ココ!』 『あぁ!』
・・・それって何なの、、、?
私を何だと思ってるのよ! 1度ぐらい、私の名前を呼んでみなさいよ!!!
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私の名前は 『千葉 しおり』 22歳でド田舎から都会で独り暮らしに
憧れて上京してきた、、、!
そんな時に、バイト先で知り合った彼の名前は 『小山 ツカサ』25歳
彼の如何にも都会の人らしい感じや男らしさに惹かれて好きになった、、、!
バイト先でもツカサは、私だけじゃなく! 他の女の子に対しても、、、。
『おい!』 『ちょっと!』 『あぁ、』
・・・と名前を呼ぶことがなかったのだけど、、、?
でもそこが、私は男らしいと思ってしまって、、、!?
逆に都会の女の子たちは彼氏から下の名前で呼ばれないモノだと思っていた...!
*
でもある時、、、。
私は都会で、仲良くなった女の子2人とお洒落なカフェで雑談していると、、、?
私以外の2人は、こんな事を言っていた、、、!
『私の彼のたーくんがさ~ やたらと私に甘えてくるのよ~』
『・・・えぇ!? たーくんって、、、?』
『あぁ~私の彼氏ね!』
『彼は、リナの事! なんて呼んでるの、、、?』
『えぇ!? りーたんだよ!』
『・・・へーえ! そうなんだ~!』
『しおりは、、、? 彼氏になんて呼ばれてるのよ~!』
『・・・私は、呼ばれた事がないかな、、、?』
『・・・えぇ!? どういう事、、、?』
『でもさ~どうしても! しおりに用事があって、彼氏がしおりを呼ぶ事も
あるでしょ~ そんな時はどうしてんの、、、!?』
『【おい!】とか【ちょっと】とか【あぁ、】って言われるかな、、、?』
『それ何、、、!? しおりの彼氏、頭おかしんじゃないの、、、?』
『ウチの彼氏でも、私の事、、、ゆまちょって! 呼ぶよ~』
『ゆまは、、、? 彼氏の事、何て呼ぶのよ~?』
『ウチは、彼の名前が【りき】だから、リッキーって呼んでるのよ~!』
『しおりは、、、? 彼氏の事、なんて呼んでるの?
『私は、、、ツカサって呼んでるんだけどね、、、!』
『それってさ~彼女の名前を呼ばない男って、、、? 【亭主関白】だって
事じゃないのかな、、、?』
『・・・うーん? そういう感じでもないんだけどね! 何かと手伝ってくれたり
優しいところもいっぱいあってさ~ただ私の名前を呼んでくれないだけかな...!』
『他の女の子には、どうなのよ~?』
『うん、やっぱり呼ばないよ~! だからそう言う人なのかなって思ってる!』
『でもさ~でもさ~女の子は、やっぱり好きな男子から、名前呼ばれたくない?』
『・・・うん、そう思うけど、、、?』
『しおりは、その彼氏に言ってみたの、、、?』
『うん、あるよ! 付き合いたての頃1回だけ言った事があるかな、、、?』
『彼氏はなんて、、、?』
『なんで、私の名前を呼んでくれないのって、、、!』
『そしたら、、、? 彼氏、何て言ったの、、、?』
『【だって! 恥ずかしいじゃん!】だって!』
『なにそれ? しおりの彼、なんだか可愛い過ぎない、、、?』
『単純に、恥ずかしいだけなら? 言えたらもう、恥ずかしくないかもね!』
『もう1度、彼氏に言ってみたら、、、?』
『・・・ううん。』
▽
私は、彼氏が私の事を下の名前で呼んでくれない話を2人にして良かったと思う。
他の2人は、ちゃんと彼氏から下の名前で呼ばれているんだと、はっきりと
分かったから、、、。
それと、、、?
もう1度、ツカサに思い切って言ってみようと言う気持ちにもなれたし、、、!
私は早速、ツカサにその話を切り出した、、、!
『あのさ~なんで、私の事! 下の名前で呼んでくれないの、、、?』
『・・・え.えぇ!?』
『別にさ~恥ずかしいなら? ちょっと変えて言ってみてもいいんだよ~!』
『・・・なにそれ?』
『しーちゃんとか、しおりんとか、しおでもいいし!』
『・・・それなら、しおりって呼ぶよ!』
『ツカサ! 本当なの!?』
『・・・ううん。』
*
その日から、ツカサはぎこちない感じで、私の事をたまに【しおり】と呼んで
くれるようになった、、、!
まだ、『おい!』『ちょっと!』『あぁ、』ってなる時もあるけど、、、?
私の為にも、、、彼は彼なりに頑張ってくれているのかもしれない、、、!
やっぱり、ツカサに下の名前で呼ばれると、、、!
『凄く恥ずかしいけど、、、嬉しくなるの!』
最後までお読みいただきありがとうございます。