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刹那の王は独り嘆く  作者: 黒猫
最終決戦編
34/35

第34話 友情と豹変

 昨日、ツイッターから感想を頂いた方がいるんですが、その内容が、前のギャグ編をずっと続けて欲しかったと言うものです。まぁ、ものすごい正論だったんですが。

 そこでお願いなんですが、今これを読んでいる方がいれば、今のシリアス編と前のギャグ編。

 どちらの方がいいか、感想欄で教えてくれませんか?

 本当にお願いします。

「さて……じゃあ、この学校に入ってからの私の成長具合を体感しなさい!ゴブリン!」


 ゴブリンの大群が襲来したことにより、スレイヤは他の4人とは離れ、1人で腕試しをすることにした。


「さて……まずは1匹目ね!それじゃあ行くわよ、『氷剣(アイスブレイド)』」


 刹那、スレイヤの両手には氷で生成された剣が現れた。その剣は、以前十文字がスレイヤに見せたものと同じ形をしていた。


 さらにその剣の鋭さは、見ただけで分かるほどに鋭く、まさしく努力の賜物だった。


 そしてスレイヤは、その氷の剣を手にゴブリンへ向かって走った。


「まずはゴブリン、あなたの手を切断するわ!」


 そう言って稲妻のごとく駆け抜け、一気に体調3メートルほどのゴブリンの目の前に行った。


 そして矢のごとく手首を切り裂いた。


『グギャアーーーー』


 その瞬間スレイヤは、自分が成長したという達成感。そして敵にダメージを与えられたという喜びが、溢れ出てきた。


「やったわ!これでゴブリンに勝てる!」


 そう思って調子に乗り、さらに追い打ちをかけようとしたその時、突如後ろから思い切り拳が飛んできた。


「え……嘘、どうして……」


 拳の威力で、近くの木に打ち付けられたスレイヤはが、何とか目を開けるとそこには、2匹目のゴブリンがいた。


「不覚だったわ……一体に気を取られすぎて、2匹目を忘れていたなんて……」


 だが、2匹のゴブリンは躊躇なくスレイヤに拳を打ち付けていく。


「グハッ……これは、かなりやばいわ……」


 そして遂に、ゴブリンはトドメを刺そうとしたその時、絶望に満ちたスレイヤの目に突如として、光が見えた。


「何やってるの!1人で単独行動したら、倒されちゃうよ!」


 そう言って、ゴブリンのことを一撃で粉砕した人物。それは、パトラだった。


「パトラ、貴方人格を変えることなくその力を使えるようになったの?」


 唐突に助けてもらったスレイヤは、ゴブリンを倒した事よりも、人格の変化がなかった事のほうが驚きだった。


 パトラはその問いに対し、少し恥ずかしそうに顔を赤らめて答えた。


「まぁ私もこの1ヶ月間、結構努力したからね。この人格、まだたまに現れてくるけどだいぶ抑えられるようになったよ」


 スレイヤはそれを聞くと、まるで我が子の成長を感じる母のように微笑んで、


「パトラ、悪かったわね。じゃあ2人で、このゴブリン達にリベンジマッチをしましょう!」


 そう言うと、スレイヤは再び氷の剣を構えた。その目は、つい先程までとはまるで違う目をしていた。


 パトラはそれを見て少し笑った後、大声を出して言った。


「私達に喧嘩を売った事、今後悔しても知らないんだからね!」


 刹那パトラは、持ち前の高い身体能力で大量のゴブリンに急接近し、目にも留まらぬ速さで足を攻撃した。


 そして、一帯にいる全てのゴブリンの態勢が一斉に崩れたところで、スレイヤに向かって叫んだ。


「あとは任せたよ、スレイヤ!」


「任せてよね!パトラ!」


 何の作戦会議もしていなかったが、その時のスレイヤにはパトラの考えることが全て分かっていた。


 スレイヤは両手の氷剣で、態勢を崩した全ゴブリンの腹を切り裂いた。


 そして、瞬時の間に周りのゴブリン逹を殲滅する事に成功した。が、その刹那2人は唐突に倒れた。


 だが倒れた2人は、全く辛い顔をしていなかった。いきなり体力を使い過ぎた事による疲労の結果が、2人を倒れさせた筈なのに。


 そんな倒れた状態で、スレイヤは静かにパトラに向かって言った。


「私、この人生の中で貴方に出会えて良かったわ。辛い時、いつも隣に居てくれて困った時には助けてくれる。

 そんな貴方が居て、本当に良かった」


 そう言うと、パトラは少し泣きながら笑って言った。


「私も……スレイヤに会えて本当に良かったよ!いつも私のことを怖がらないで、一緒にいてくれて。本当に……本当にありがとう!」


 そんなしんみりしたムードの中、割って入って来たのは大だった。


「2人とも大丈夫?そんなに疲労して……『回復(ヒーリング)』」


 そう言うと、少しの時間が経った後に2人の疲れは完全に取れた。


「「ありがとう、太田くん」」


 スレイヤとパトラは優しく大に微笑みかけると、大はものすごく嬉しそうに、


「あ……あ……ありがとう〜」


 と言った。まるで、やべ〜人生で今1番しあわさな時かもしれない!とでも思っていそうな顔だった。


 そして3人、先生逹のことなど忘れて森に座って和やかなムードになる……筈だった。


 何の前触れもなく、彼は現れたのだ。


「みんな1ヶ月ぶり、ただいま!」


 この声、口調、その全てが紛うことなくあの人だった。


「「ま……誠!」」


 その場にいたスレイヤ、パトラ、大は思わず腰を抜かした。その理由は言うまでもない。


 それは誠がようやく見つかったこと。ではなく、彼の目が狂気に満ちていたからだ。


「そうだよ。そして僕は、強くなった。これでみんなと同じ土俵に立てたと思うんだ。だから、これで友達だね!

 だからさ……俺が皆んなを……殺すよ!」


 誠の突然の宣戦布告に、3人は訳がわからなかった。

 



さてさて、ここからシリアス編も完結へと向かっていきます!

そして、このマダム編が終わったら、異能を使った運動会でも計画しています!宜しくね!

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